【まとめ】α6400の徹底解説・レビュー/Kiss M、Z50、α6600、α6100比較

・SONYのα6400が気になるけど、他にもCanonのKiss MやNikonのZ50、αの他のモデルなど、最新のミラーレスカメラがいっぱい出ているし、決めかねています。

・α6400を買ったものの、使いこなせていない。カメラの設定とか、次に買うべきレンズのこととか、ひととおり、分かりやすく教えてほしい。

といった方の疑問・不明点の解消を目指す記事になります。

本記事のポイントは以下になります。


■この記事のポイント

1.α6400の最大の特長とは

2.他モデルとの性能比較/Kiss M、Z50、α6600、α6100

3.シーン別α6400での撮り方

4.おすすめアクセサリー

5.番外編
 - α6400のマニュアルについて
 - 写真上達の道

6.α6400でおすすめのキット

それでは、1つ1つ見ていきましょう。

【まとめ】α6400の徹底解説・レビュー/Kiss M、Z50、α6600、α6100比較

1.α6400の最大の特長とは

α6400は2019年2月に登場したソニーのミラーレスデジタル一眼カメラです

α6400は、約403gの圧倒的軽さで、ファインダー部の突起もないので、カメラバッグなどでなくても普段のバッグにも入れやすく、普段から持ち歩きやすいです。

また、コンパクトな外観にも関わらず、性能は上位機も顔負けの内容になっています。

α6400の一番の特長は何なんですか?

最大の特長は、オートフォーカス性能です。

特に子ども撮り目的の方には、動く子どもの一瞬の良い表情を撮るために、カメラの高いオートフォーカス性能は欠かせません。

α6400は、オートフォーカス性能が良いので、特に子ども撮りを目的とする方には、一番おすすめです。

オートフォーカスの性能のすごさとして、「リアルタイムトラッキング」という機能が際立っています。

以下のソニー公式動画がわかりやすいので、まずは、ご参考になさってください。

Real-time Tracking | Sony | α

動く子どもにしっかり狙いをさだめてカメラまかせでしっかり追従して撮れる、というのがこのカメラの大きな魅力になります

2.他モデルとの性能比較/Kiss M、Z50、α6600、α6100など

今は、他の大手カメラメーカーからも、初心者向けのミラーレスカメラが多く発売されています。

キヤノンのEOS Kiss MとかニコンZ50ですよね

先に結論をいうと、これらの機種と比較しても、初心者にとっては、α6400は圧倒的におすすめです。

おすすめの理由は、ざっくりいってしまうと以下です。

α6400のほうが、


・オートフォーカスの性能が高い

・バッテリーのもちがよい。USB充電/給電に対応するのでどこでも可能

・液晶のバリアングル方式が汎用的で便利
(三脚などでの自撮りも容易)

・選べるレンズの本数が多いので、今後も安心

です。

カメラにこだわるポイントによっては見解は変わりますので、詳細は、以下の記事をご参照ください。

初心者向けのミラーレスカメラで、キヤノンのKiss Mと、ソニーのα6400で迷っています。どっちのほうが今買いなのか、教えてほしい。子ど...
【想定読者】NikonからAPS-CミラーレスZ50が出たが、α6400と迷っている。どういう違いがあるのか教えてほしい ...

また、ソニーから、2019年にα6400と同じようなAPS-Cのミラーレスカメラが、続々と出ています。

α6600とα6100ですよね。
特にα6600はさらに機能が盛り込まれているようだし、α6100はα6400よりも値段が安いし、どれを買うべきか迷っています。

はい、そうです。
ただ、結論を先に書いておくと、コスパ重視の初心者が一眼カメラを考えるとき、やっぱりα6400がベストとおもいます。

こちらも、こだわるポイントによってはα6600や、α6100のほうがおすすめの場合はあります。

内容の詳細は、以下の記事にまとめていますのでご参照ください。

最近のα6000シリーズ(α6600/α6400/α6100)から、自分に適したものを選びたい。それぞれの特徴を教えてほしい という...

3.α6400での撮影シーンごとの撮り方

α6400での子どもの撮り方

α6400を持っているものの、いまいち子どもを思ったようにうまく撮れないです。

子ども撮影のこつは、いかに「連写」でベストの表情の一瞬を捉えられるか、また「ピント」をしっかり瞳に合わせて撮れるか、が重要です。

α6400はカメラ任せである程度撮れるようになっていますが、それでも最低限のカメラ設定は知っておく必要があります。

最低限の設定は以下です。


■α6400での子ども撮り最低限の設定はコレ

・ SCN(シーンセレクション)の「スポーツ」
→ これで11コマの高速連写で撮ることができます

・ 「瞳AF」機能を使う
→ これで瞳にガチピンで撮ることができます

上記設定の詳細は、以下の記事をご参照ください。

α6400が、はじめて買った一眼カメラです。とにかく子ども(ときどき愛犬も)を撮るにあたって、シンプルに使いこなす方法を教えてほし...

せっかくα6400を買ったので、多少難しくてもいいから、そのカメラ性能をフルに使った詳細の設定を知ってしっかり使いこなしたい。

という方は、ぜひ「リアルタイムトラッキング」を使いこなせるようになりましょう。

「リアルタイムトラッキング」は、以下の3つの使い方があります


✔リアルタイムトラッキングの使い方

以下の3つの使い方があります!

①タッチで使う

②シャッター半押しで使う

③カスタムボタン「押す間トラッキング」で使う

初心者には、狙いの被写体(すなわち自分の子ども)だけに的確にピントを合わせることができる”①タッチで使う”をおすすめします。

簡単な設定さえしておけば、以降は”簡単に”すぐ使えますので、ぜひ覚えておきましょう。

「リアルタイムトラッキング」の使いこなしの詳細は、以下の記事を参照ください。

α6400を買ったけど、子どもをうまく撮れない~具体的な設定について教えてほしい という、主に初心者の方に向けた...

また、カメラの設定だけでなく、レンズも子ども撮りに適したものにすると、一気に一段上の写真が撮れるようになります。

α6400におすすめの、子ども撮りに適したおすすめレンズの結論を、先に書いておきます。

以下になります。


■α6400の子ども撮りにお勧めレンズ

✔日常用・・・SEL1670Z、SEL35F18、SEL1655G、

✔ハレの日用
  演劇/運動会 ->SEL70350G
  旅行 -> SEL18200LE、SEL1018

日常のほうが、撮影を行う頻度は圧倒的に高いので、ぜひこだわってレンズを選びましょう、ということにも触れています。

その内容詳細は、以下の記事をぜひご参照ください。

・α6400を買ったけど、子どもを印象的に撮れない。・レンズを追加で買いたいけど、何を買ったらいいか教えてほしい ...

子ども以外にも、イルミネーション、水族館など、少しテクニックのいる撮影シーンでのカメラ設定についても、以下に紹介します。

α6400でのイルミネーションの撮り方

イルミネーションをいつも印象的に写真で撮れない。
α6400での撮り方を教えてほしい。

イルミネーションは、普通にカメラの初期設定のまま撮ると、印象的な写真になりにくいですね。

撮影のコツをご紹介します。

結論を先に書いておくと、以下になります。


■イルミネーション撮影のコツ

✔ ”ぶらさず”に撮る

✔ ”明るく”撮る

✔ ”青っぽく”撮る

✔ ”ぼけ”を活かす

ひとつひとつの設定は難しくありませんが、以下にまとめていますので、よろしければご参照ください。

α6400を買ったけど、イルミネーションをどうやったら綺麗に撮れるかわからない。 簡単キレイに撮るこつを教えてほしい...

また、イルミネーションに適したレンズを揃えておくと、一気に写真のクオリティがあがります。

おすすめレンズの結論は以下です。

■イルミネーション撮影時のレンズ選びのコツ

・明るいレンズをえらぶ
・(明るくかつ)広角のレンズをえらぶ

上記を満たすレンズとして、以下をお勧めします。


■イルミネーション撮影時のおすすめレンズ

✔ 明るいレンズ

・SEL35F18

・SEL50F18

・Sigma: 30mm F1.4 DC DN

・Sigma: 56mm F1.4 DC DN

✔ (明るくかつ)広角のレンズ

・SEL1018

・SEL1655G

・SEL24F18Z

・Sigma 16mm F1.4 DC DN

以下の記事に、その選定理由など、詳細をまとめていますのでよろしければご参考ください。

α6400を買ったが、カメラ撮影は初心者。 イルミネーションを見にいくことになったが、せっかくなのでSNS映えする写...

α6400での水族館の撮り方

家族や友人と行くことの多い水族館のシーンでの、写真の撮り方のポイントについて、触れておきます。

ポイントは、以下です。


■α6400での水族館の撮り方基本
・レンズの選び方⇒開放F値の小さいレンズ
・できるだけ近づいて撮る


■カメラ設定
 ・シャッタースピード 1/200秒以上がコツ
 ・AF設定⇒ AF-C(コンティニュアスモード)で
 ・ホワイトバランス ⇒ 電球


■さらにこだわる方へ
 ・黒っぽい服装で
  ・忍者レフを準備しよう
  ・パーマセルテープを準備しよう

それぞれの詳細内容については、以下記事でまとめていますので、ご興味あればご参考ください。

[お悩み]水族館で撮影することになった。カメラの設定や持ち物など確認しておくことがあれば教えてほしい といった方...

α6400でのスナップでの撮り方

スナップでよい写真を撮るには、普段からアンテナを高くして日常を捉えること、また、普段からカメラを持ち歩いていつでも撮れるようにすること、などが必要になってきます


スナップにお勧めのレンズの条件

1. 広角~標準域であること

2. 明るいレンズであること

3. AF性能が優れていること

私のα6400でのスナップおすすめレンズは、以下の3本です。


■α6400のスナップにおすすめの3本のレンズ

・SEL1018

・SEL35F18

・SEL24F14GM

以下の記事でその選定理由について纏めていますので、ご興味あればご覧ください。

SONYのα6400で、おしゃれなスナップを撮ってみたい。おすすめのレンズを教えてほしい。 という方に向けた記事になります。 ...

4.おすすめアクセサリー

あれば便利な、おすすめアクセサリーを一気に紹介しておきます。

予備バッテリー NP-FW50

上位機と比べてやや心もとないのが、バッテリーの持ちです。

USBケーブルでの充電や給電に対応するといっても、やはり急な対応には予備バッテリーがあるのが安心です。

液晶保護シート  PCK-LS1EM

α6400の液晶画面は、タッチに対応していますので、タッチに対応している液晶保護シートを買いましょう。

シューティンググリップ GP-VPT2BT

動画を長時間撮影する場合など、グリップがあると大変便利です。

GP-VPT2BTは、ミニ三脚にもなるので、他用途で使えます。

5.番外編

マニュアルについて

α6400は、カメラを買ったら一般的についてくる、分厚い紙のマニュアルがついていないのが少し残念なポイントです。

代わりにオンラインでのヘルプガイドが充実していますので、以下にまとめています。

よろしければご参照ください。

【想定読者】α6400を買ったものの、マニュアル(取扱い説明書)が付いてない! どうやって細かい設定を調べればいいの...

写真上達に関して

最新のカメラをせっかく買ったのに、どうもうまく撮れない、という方向けに、写真上達に必要なポイントを簡単にまとめています。

子どもの写真撮影がきっかけで、写真を趣味にしようとはじめたものの、一向に思うような写真が撮れない。。 という方に向けた記事になります...

カメラの初期設定について

α6400を買って、最初にする初期設定について、おすすめの時短、使い勝手向上につながる初期設定を以下の記事で紹介しています。

よろしければご参照ください。

※α7R IIIとタイトルにありますが、α6400と共通ですのでご安心ください。

α7R IIIを購入して、ひとまずデフォルトの状態で使っているけど、便利な設定があれば教えてほしい。 といった方に向けた記事になりま...

6.α6400でおすすめのキット

α6400は、いくつかのキットがありますが、以下の望遠ズームレンズキット(黒)を初心者に、まずおすすめします。

おすすめ理由は、以下です。


■ILCE-6400Y(黒)をおすすめする理由

✔ 普段使い(SELP1650のレンズ)とハレの日使い(SEL55210)用のレンズがついてくる。別々に買うよりレンズ代がはるかにお得。

✔ 黒は撮影時のガラスの映り込みなどが少なく、ガラス越しの夜景や水族館などでの撮影時も安心(プロ機も基本黒ですよね)。

ただ、もちろんご自身の好みがはっきりとしている場合は、それを選ぶのが一番です。

あくまで迷ったときのヒントにしてください。

まとめ

この記事では、以下について整理しました。

1.α6400の最大の特長とは

2.他モデルとの性能比較/Kiss M、Z50、α6600、α6100

3.シーン別α6400での撮り方

4.おすすめアクセサリー

5.番外編
 - α6400のマニュアルについて
 - 写真上達の道

6.α6400でおすすめのキット

少しでも参考になる点があれば幸いです。