α6400を買ったけど、子どもをうまく撮れない~
具体的な設定について教えてほしい
という、主に初心者の方に向けた記事になります。
2019年12月24日追記
α6400を買ったばかり、という方に、最初におすすめの初期設定については以下の記事をご参照ください
※タイトルはα7R IIIとありますが、α6400と共通です。
子どものかけがえのない瞬間を満足いくように写真におさめるのって、むずかしいですよね? それはなぜか?
予測できない動きをするから、カメラ側のオートフォーカスの機能が、追いかけきれないから、なんです
子どもはカメラのことなど気にせず走り回るので、フレームに入れるだけで大変。
また、顔の前に水しぶきや、他の子どもの手などがあればピントはそっちに合ってしまって、なかなかこれぞ、という写真は撮れないもの。。
でも、
α6400なら「リアルタイムトラッキング」をうまく使いこなせれば、かなりの確率でいい感じの写真を撮れます。
逆にいうと、設定が正しくないと、宝の持ち腐れになりますので、ぜひ設定できていない場合は、確認しておきましょう~
■この記事のポイント ・子ども撮りなら、「リアルタイムトラッキング」を使いこなさなきゃダメ ・「リアルタイムトラッキング」の設定はこれだけでOK |
という内容です。
「リアルタイムトラッキング」 とは何か、まだ知らない方は、以下の公式ビデオが参考になるかと。
ん~、これありえないぐらいの性能進化じゃね??と少し前のカメラ持っている方は信じられないとおもいます。。
リアルタイムトラッキングとは?
AIを活用し、狙いたい被写体を指定し、シャッターボタンを半押しなどの操作をするだけで、カメラまかせで自動追随させることができます。
「リアルタイムトラッキング」の使い方
「リアルタイムトラッキング」は、以下の3つの使い方があります。
初心者におすすめは①です。
カメラ操作に慣れている方には③もおすすめできますが、順番にみていきましょう。
①タッチで使う
②シャッター半押しで使う
③カスタムボタン「押す間トラッキング」で使う
①タッチで使う
もっともおすすめの使い方がこのタッチで使う使い方です。
他の子どもと一緒にいるようなシーンでも、我が子をタッチで選択して、簡単に狙うことができます。
他の使い方は、タッチ要らずではあるものの、その分、他の被写体にピントがいってしまう可能性があるため、このタッチで使うやり方をマスターしておけば間違いないとおもいます。
使い方は、タッチすれば、あとはカメラが追いかけつづけてくれるので、大事なのはその事前のカメラ設定です。
ちょっとこまごまとありますが、一度しておけばいいので、しっかり設定しておきましょう。
下準備:顔、瞳AF設定を「入」に
カメラの「MENU」を選択、画面の一番左上、カメラマークの1を選択し、6つめの画面の「顔/瞳AF設定」を選択しましょう。
そこで、[検出対象] → [人物]を選びます。
続いて、タッチ操作の設定です。
右から2つ目の工具箱のマーク、セットアップから、[タッチ操作]を選択し、 [入]を選びましょう
さらに、[タッチパネル/タッチパッド] から、 [タッチパネル+タッチパッド]または[タッチパネル操作のみ]を選びます。
タッチ操作時の機能の設定
カメラマークの2から、[タッチ操作時の機能] を選択、 [タッチトラッキング] を選びます。
最後にフォーカスモードの設定です
カメラマークの1から、[フォーカスモード] で「AF-A」か[AF-C]のいずれかを選ぶ
タッチで使うための設定は以上です。
結構ありますが、最初に一度、設定してしまえばあとはそのまま使えますので頑張って設定してしまいましょう。
「リアルタイムトラッキング」という名前の設定項目が設定中に一度も出てこないので、設定していて、不安に思うかもしれませんが、大丈夫です 笑
これで、単純に撮りたい被写体をフレームに入れて、指でタッチするだけで、あとはカメラが自動で追いかけてくれます。
おどろきの簡単さ、です。
②シャッター半押しで使う
フォーカスの位置をあらかじめ決めておいて撮影する方法です。
被写体に合わせてシャッターを半押しすると、トラッキングを開始します。
フォーカスモードの設定
カメラ1から[フォーカスモード] で [コンティニュアスAF] を選択 。
コンティニュアスAF とは、被写体を追いかけ続けるという意味で、これにしておかないと次のフォーカスエリアが選べれませんので注意。
フォーカスエリア
[フォーカスエリア] で [トラッキング]を選択。そこから、希望の項目を選びます。 コントロールホイールを左右に動かすことで、追いかける開始エリアを変えることができます。
シャッター半押しで使う設定は、以上で簡単なのですが、使いこなすには、ちょっと技がいるかもしれません。
③カスタムボタン「押す間トラッキング」で使う
最後に、上級者編、押す間トラッキングの使い方です。
「まさに今から!」と、狙った自分のタイミングから、リアルタイムトラッキングの機能を使いたいという、上級者の方におすすめです。
実際にリアルタイムトラッキングを使ってみると、被写体のサイズが小さいときなどは、通常のエリアで追ったほうがよいときもあると気づくと思います。
そんなとき、ある一定の距離に被写体がやってきたときに、リアルタイムトラッキング機能を使いたい、というこだわり派の方向けの機能になります。
まず、カスタムキーの設定です
カメラ2から入り、カスタムキーで、[押す間トラッキング]を設定します
カスタムキーは、フォーカスホールドボタン付きのレンズの場合、レンズ側に設定してしまってもいいかもしれません。
フォーカスモードの設定です
フォーカスモードをは、 [AF-C]を選びます。
フォーカスエリアの設定
カメラの1から、[フォーカスエリア] を選択し、 希望の設定項目(ここではワイドの例ですが)選びます。
以上で、押す間トラッキング機能の設定の仕方は終わりです。
まとめ
α6400をお持ちの方は、その性能を最大限使うためにも、「リアルタイムトラッキング」機能は、ぜひ”タッチ”で使いこなしましょう。
設定は、こまごまとありますが、最初に1度設定してしまえばいいので頑張りましょう。
上級者のあなたは、「押す間トラッキング」で、カメラの機能を使い倒しましょう。
最後に、おすすめアクセサリーや本などについて挙げておきます。
液晶保護シート
液晶保護シートは、タッチに対応したものを買わなきゃダメです。
とくに安物を買うと反応が落ちたりするので、α6400のように、タッチに対応しているカメラの保護シートは、ちょっぴり高いですが、メーカーの純正を買っておくに越したことはありません。
α6400撮影ガイド
α6400は紙製の取説がないので、一冊こういうものを手元に置いておくと困ったときに安心です。
α6400まだ購入していない方
まだ購入していない方は、以下のダブルズームレンズキットというのがおすすめです。SELP1650、SEL55210という2本のレンズがついてきます
それぞれで後から買うより断然お得です。
パワーズームレンズ1本とのキットは以下です。
α6400で子ども撮りをするのにおすすめのレンズは、以下に纏めていますので、よろしければご参照ください。
では、素敵なフォトライフを。