子どもが生まれて写真や動画をいっぱい撮るようになったけど、整理ができていなくて、PCのHDDにたまったままの状態。
写真や動画の保管の方法にどういうのがあるのか、教えてほしい。
といった方々に向けた記事になります。
写真や動画の保管方法は、
1.クラウドサービスを利用する
2.ディスクに焼いて自宅で保管する
3.プリントして自宅で保管する
の3つがあります。
それぞれメリットデメリットがありますので、どれか1つを選ぶというより、”組み合わせる”、というのが良いところどりが出来るので最もお勧めです。
■この記事のポイント 1.クラウドサービスの特長 おすすめのサービス(アプリ)など 2.ディスク保管の特長 おすすめのメディアなど 3.プリント保管の特長 おすすめのプリントサービスなど |
【お勧め】写真・動画保存方法【クラウド/ディスク/プリントサービス】
1.クラウドサービスでの保管について
クラウドサービスは、写真や動画の保管で最近もっとも主流の保管方法といっても良いでしょう。これは、今後ぜひ積極的に使っていきたいところですね。
<クラウドサービスのメリット・デメリット>
メリット:
・オンライン上に保管なので保管場所を取らない、自宅の家事でも安心
・無料で容量無制限など太っ腹のサービスも
・PCやスマホ、タブレットなど色んな端末から自由にアクセスできる
・2重のバックアップは考える必要無し
デメリット:
・ネット接続しないと見ることができない
・容量に制限があるサービスもある
・サービスが会社の都合で終了する場合がある
・サーバーがダウンする場合がある
容量無制限でしかも無料ってすごいですね。バックアップも企業任せでお願いできるわけだし、いつでもスマホなどからも見れるので一番主流の保管方法のわけですね!
ただ、企業もサービスを広げる初期段階は無料としていても顧客の囲い込みが終わったタイミングで有料化したり、あるいはサービスから撤退したりする場合もありますので、サービスを選ぶときは、サービスを継続してくれそうで、かつ情報漏洩リスクなどの無さそうな、信頼できる”大手”を選ぶのがポイントです。
GooglePhoto(グーグルフォト)
Googleフォトは、Androidには標準で入っていますがiPhoneなどのiOSやPCなどからも利用できます。
GooglePhotoの主な特長
・利用料金:無料
・保存容量:無制限
・最大保存サイズ:写真は16MP、動画は1080p
GooglePhotoには有料版と無料版の2種類があります。大きいサイズの写真やRAWデータをどれだけ保存できるか、が異なります。
GooglePhoto~無料版~
無料の保存形式は1600万画素までの写真や1080p HD の動画で、超えているものは自動でリサイズ、超えていなくても圧縮されます。
オリジナルのサイズで保存したい場合、容量制限が決まっており、無料アカウントでは、15GBまでになります。
1600万画素までは無料でも画質が維持されるので、スマホメインでの方は、無料で問題ないケースがほとんどです。
動画はHDなので、4Kなどで撮っていた場合、若干画質の劣化を感じるかもですが、容量無制限という点は素晴らしいですね。
GooglePhoto~有料版~
15GBでは足りない方は、以下のように、容量別に費用を支払うことになります。
容量 | 月額料金 |
15GB | 無料 |
100GB | 250円 |
1TB | 1300円 |
2TB | 2600円 |
10TB | 13000円 |
20TB | 26000円 |
30TB | 39000円 |
かなり良心的ではありますが、完全無料で済ませたいという方は、全体のバックアップはGooglePhotoを使いつつ、RAWデータを含むオリジナルデータの保管は、別の無料サービスを賢く組み合わせるというのがお勧めです。
例えば以下のAmazon Photosです。
Amazon Photos(プライム・フォト)
利用料金: 月間500円税込 年間4900円税込
保存容量:無制限
最大保存サイズ:無制限
その他:スマホでもPCでも写真同期可能。家族や友だちと写真を共有
写真のサイズに関係なく何枚でも保存できるのが素晴らしいですね。
Amazon Photosは、RAW画像(無圧縮画像)を撮影したままのサイズで無制限に保存できるので、写真愛好家の方も満足できるサービスになります。
GooglePhotoで、静止画と動画をひととおりバックアップし、静止画に関してはオリジナルデータを、Amazon Photosで賢くデータ容量無制限・無料で賢く保存、というのはありかと思います。
スマホに入れた写真も自動で保存してくれるし、自分でバックアップボタンを押す必要がない使い勝手が良い点も便利でよく使っています。
Google ドライブ(Google One)
Googleから、写真など以外のバックアップや共有にも使えるクラウドサービスとしてGoogle ドライブ(有料プランはGoogle Oneという名称)も提供されています。
Googleドライブのその最大の特長は無料で15GBまで使える、というもの。
Googleドライブは「オンラインストレージ・Gmail・Googleフォト」の3つのサービスがストレージ容量の消費対象です。 これら3つのサービスの容量を合計して15GBまで利用できる仕組み になります。
「Google One」で 追加のストレージ容量を100GB~2TBまで購入することができます。
15GB | 100GB | 200GB | 2TB | |
料金 | 無償 | 月額250円 | 月額380円 | 月額1300円 |
他のサービスが無料では5GBまで、というのが多い中、15GBというのはお得ですね。
OneDrive(ワンドライブ)
OneDrive(ワンドライブ) はマイクロソフトから提供されています。特徴は以下です。
- 利用料金:無料〜
- 保存容量:5GB〜
- 最大保存サイズ:無制限
5GBプラン | 50GBプラン | 1TB プラン(Office 365 Solo) | |
料金 | 無償 | 月額249円 | 月額1,274円または年額12,744円 |
Dropbox
Dropboxでは、無料プランで2GB、個人向けの有料プランとして「Plus」と「Professional」があります。
無料プラン 2GB | Plus 2TB | Professional 3TB | |
料金 | 無償 | 月額1200円 | 月額2000円 |
また、ビジネス用プランとして「Dropbox Business」が用意されており、プランによってストレージ容量が3TB~無制限になります。
iCloud Drive
無料では5GBまで、 最大2TBまでの追加容量を購入できます。
Mac・iPhoneはもちろん、Windows版のアプリもありますが、Android向けのアプリは提供されていないようですので、Androidとの併用を考える方は要注意です。
無料 5GB | 有料50GB | 有料200GB | 有料2TB | |
料金 | 無償 | 月額130円 | 月額400円 | 月額1300円 |
2.ディスクでの保管について
次に外付けHDD(ハードディスク)に記録して保存するメリット・デメリットを説明します。
外付けHDDに保存
外付けHDDのメリット・デメリット>
メリット:
・大容量で、大量のデータを保存する装置としては比較的安価
・大容量のデータでも、コピー・保存が比較的早くできるので、なるべく手間をかけたくない、簡便にバックアップをとりたい人にお勧め
デメリット:
・ HDDは3~ 5年で、故障する確率が上がる。 復旧には業者への依頼が必要で、数十万円になるケースも
外付HDDは安価で大容量のものが買えますので、お手軽なバックアップ方法といえます。
2020年夏の売れ筋据え置き型では、以下のBUFFALOのものが4TBと大容量ながら、1万円程度とかなりお得です。
ポータブル型なら、以下のA-DATA などがコンパクトでお勧めです。
外付けSSDに保存
HDDと同じく長期保管には不向きですが、昨今はHDDよりもSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)が人気になってきています。
HDDは回転するディスクにデータを読み書きするのに対して、SSDはメモリーにデータを読み書きします。
SSDはメモリを活用することで、HDDに対して読み書きが速く、軽く、衝撃にも強いと三拍子そろっています。値段は少し高くなります。
表:SSD、HDDそれぞれの特徴
SSD | SSD | HDD |
---|---|---|
速度 | ◎ | △ |
容量 | △ | 〇 |
静音性 | ◎ | △ |
耐衝撃 | ◎ | △ |
軽量 | ◎ | △ |
価格 | △ | 〇 |
出展: BUFFALOオフィシャルページより
SSDで耐衝撃性能も高いのであればバッファローの以下などがあります。
サイズにこだわる人には以下の RAOYI も面白いです。
容量多めでは以下などがお勧めです
3.プリントでの保管について
最後に、プリントでの保管です。
最近SNSやスマホの台頭でもっとも軽視されてきているのが「プリント」だとおもいます。
愛する家族やペットの写真をいつでも目に入るリビングや職場、書斎に飾ったり、フォトブックにしておくことでいつでも見返したりするようにしておくことで、日々の生活に潤いが出るとおもいます!
たしかに、写真を撮ってもなかなか見返す機会がないんですよね。
ただプリントをするのも、プリンターのインクや紙を用意するのも面倒だし、お店に印刷にいくのもプリント代が高いのでプリント自体の敷居が高いです。
スマホなどで手軽に、かつ安い、ネットプリントができるサービスを紹介します。
写真プリントサービス
しろくまフォト
◆ネットプリント注文で、 高品質デジタルプリント(Lサイズ1枚6円~)
送料: 300枚以上 ・・・無料
299枚以下 ・・・98円(税抜き)
店頭では、L判1枚30円程度します。が、しろくまフォトでは、6円と格安です。
スマホで注文できるので、お手軽でもあります。送料も安いです。
写真額装専門店「家族図鑑」
◆オリジナル写真パネル、フォトフレームの額装サービス。
お客様からネットを通じて送っていただいた写真データを 写真のプロフェッショナルがプリントして、 パネルやフレームに額装してのお届け
プリントするだけでなくて、パネルやフレームに額装して届けてくれるので、家族やペットの写真を部屋に飾りたい場合に大変おすすめです。
自分でパネルや額装を、となると手間暇かかりますが、ここなら全部おまかせでらくちんです。
フォトブックサービス
フォトブックにまで仕上げてくれるサービスもいくつかあるので、気に入ったところに依頼するのが楽で間違いないです。
以下に、大手のカメラのキタムラが手掛けているサービスをご紹介しておきます
カメラのキタムラ:フォトブックサービス
◆お店で相談、 商品も受け取れる安心感はカメラのキタムラならでは。
◆フォトブックの種類は気軽・手軽なものから本格的ハードカバーのものまで。
◆スマホからも簡単作成
重厚なハードカバータイプから、シンプルなものまで幅広く選べます。
おじいちゃん・おばあちゃんへのプレゼント用にするなど、の用途にも使えますね。
子どもの絵から1点もの
最後に、子育て世代の方に大変おすすめの面白いサービスがあるのでご紹介します。
子どもが描いた”絵”を1点もののグッズにしてしまう、という画期的なサービスです。
子どもの絵から一点モノが作れるハンドメイドサービス「キッズコレッチオ」
◆子どもの絵で作る アートパネル、 クッションカバー、デニムバッグなど。 ずっと一緒に過ごしていける一点モノをハンドメイドでお届け
◆簡単注文
子どもの絵を写真に撮り、ネットから注文するだけ
◆デザイナーによる製作
・子どもの絵のイメージを損なわないよう、デザイナーの感性も加えて、一つ一つ丁寧に製作
子どもの絵や手紙って、かわいくて残しておきたいんだけど、保管・保存方法に困るんですよね。まさに写真と一緒。これだと何よりの保管保存方法ですね。おじいちゃんおばあちゃんへのプレゼント用でもいいですね。
こどもの「写真」だけでなくて、子どもが描いた「絵」をインテリアとして家に飾るのは、いい思い出になりますね。
まとめ
写真や動画の保管方法は、
1.クラウドサービスを利用する
2.ディスクに焼いて自宅で保管する
3.プリントして自宅で保管する
の3つがあり、どれか1つではなく、組み合わせて利用するのがミソです。
1. クラウドサービス
サービスが長く継続されて、個人情報の取り扱いや情報漏洩などのリスクが少しでも低い以下のような大手がお勧めです。
GooglePhoto(グーグルフォト)
Amazon Photos(プライム・フォト)
Google ドライブ(Google One)
OneDrive(ワンドライブ)
Dropbox
iCloud Drive
2.HDDディスクに焼いて保管
手軽な保管方法ですが、長期保管には向いていません。同じく長期保管には向かないものの、HDDよりも読み書き速度、サイズ、耐衝撃性などのメリットの大きいSSDが今ならおすすめです。
3.写真プリントサービス
プリントし飾ることで、保管だけでなくいつでも写真を鑑賞することができるのでおすすめです。
今なら店頭プリントよりも安いネットプリントサービスを利用するのがおすすめ。また、写真だけでなく子どもの描いた「絵」を1点モノにしてくれるサービスなども賢く利用することで、思い出を上質に残していきましょう。