【フルサイズを凌駕!?】Sony『α6700』と『α6600』『α7IV』スペック比較

ソニーの最新ミラーレス『α6700』が発売されたけど、前モデルの『α6600』や、ソニーのフルサイズ『α7IV』との違いが気になっている。何が違うのか主な仕様の違いを知りたい

という方に向けた記事になります。
α6700は今話題の商品ですが、この記事でその特長を整理してみたいとおもいます。

ソニー α6700
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ソニー α6600
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ソニー α7IV
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記事のポイント
α6700の前モデルα6600や、フルサイズ人気モデルα7IVとの特長差分は以下です。

1. 画質
2.AFドライブ性能
3.ファインダー・液晶モニター
4.動画性能
5.その他性能

【フルサイズを凌駕!?】Sony『α6700』と『α6600』『α7IV』スペック比較

画質

まずは、画質を決定づけるイメージセンサーについてです。α6700はα6600同様、APS-Cサイズです。ただ、α6600は一般的な表面照射型のイメージセンサーなのに対して、α6700は裏面型ですので、ダイナミックレンジ、感度面で前モデルより進化した有利な構造のものとなっています。なお、α7IVはフルサイズですので一つ上のクラスとなります。

画素数は以下の通りα6700は2600万画素とα6600の2420万画素から高解像度化しています。

α6700はセンサーの構造が裏面へと進化したことで高感度性能は上がっていると思って良いのかな

いえ。α6600と比べてダイナミックレンジ、感度面いずれもほぼ同等(厳密には、ダイナミックレンジはほぼ同じで、高感度はわずかに下回っている)であることが海外の以下のサイトで示されています。ソニー公式サイト上のスペックも両者同じですね。画素数が増えているのに、ほぼ同等にできている点にむしろ注目です。また、最新の画像処理エンジンBIONZ XR搭載ということで、総合的な画質も向上しているものと思われます。

続いて手ブレ補正です。
α6700はこれまで同様の5段、α7IVはやはりフルサイズセンサーでイメージセンサーの可動範囲が広いからか、5.5段と一歩優れた補正性能を誇ります。

続いて動画時の手ブレ補正です。

α6700はアクティブモードに対応するため、歩きながらの動画撮影などでも安定した撮影をキープできそうです(α6600はアクティブモードには対応していませんが、従来のボディ内手ブレ補正には対応しています)。

以下のYouTubeでもα6700のアクティブモードについて検証されています。

AF・ドライブ性能

AF性能についてみてみます。フルサイズ機α7R Vに搭載されている、AI処理に特化したAIプロセッシングユニットを搭載ということで、被写体検出性能が大幅に向上したとされています。

これまでの人物、動物検出に加え、鳥や昆虫、車/列車、飛行機などの乗り物に対応しています。

SNSでもα6700のAF被写体認識とその精度についても絶賛の声が上がっていますね。

AF測距点もα7IV同等の759点になっている点に注目です。

続いてドライブ性能です。

メカ、電子シャッターのいずれも11コマ連写に対応したことで、3モデルの中でも随一の連写性能を誇るモデルとなっています。先に触れた被写体検出と合わせ、特にAFしながらの連写撮影を好む方にはぴったりのモデルとなっています。

ファインダー・液晶モニター

続いてファインダー性能を比較してみます。

ファインダーの解像度は前モデルから変わっていませんが、より見やすくなった、というポジティブな声も上がっていますね。一方で、昨今の動画人気から、不要という声や、望遠レンズで撮影される方などを中心に光軸の中心にファインダーを設置してほしい、という声も。

続いて液晶モニターです。α6600ではチルト式だったのに対してバリアングルになっていますので、動画撮影にもぴったりです。

動画撮影

動画性能の違いをみてみます。

4Kでの最大フレームレートが、α7IVの60pを超える120pに対応してきています。これでスローモーションでの印象的な動画表現が自在に可能になるため、本格動画機と呼んでも良い性能へと進化しています。

さらには、最新のソニー機に入っているクリエイティブルックがα6700にも搭載。シネマ風の印象的なルックで人気のS-Cinetoneでの撮影も可能になっています。

その他性能

スタミナ性能をみてみます。

モデルのα6600が圧勝の810枚という結果になっています。おそらく最新機種は最新機能によって消費電力も増えて結果としてバッテリーの持ちは多少悪くなる傾向にはあるようですね。

続いて操作周りについて、です。

いろんな機能がプロ仕様に近づいてきたα6700ですが、カードスロットはこれまで通りシングルスロットです。ダブルスロットにこだわる方はα7IVをチョイスする必要があります。

前側にもα7IVなどと同様に前ダイアルがついたことで、ファインダーを覗きながら、そのまま目を離さず、設定を変えることができるので、より撮影に没頭することができるようになっています。

小さいボディにダイアルが前部分にもついて、全体としてかなりカッコよさも上がった気がしますね。

ソニー公式ページより

最後に質量についてです。

α6700はここまで進化したにもかかわらず、α6600よりも軽量化されている点に注目ですね。

SNS上でもα7IVなどフルサイズユーザーがコンパクトであることでα6700に注目していますね。

サマリ

最後にここまでのサマリを載せておきます。

「α6700」は、APS-Cサイズセンサーを搭載したソニーの最新ミラーレスカメラ。2019年11月に発売された「α6600」の後継機にあたるものの、αのフルサイズシリーズで培われた技術や、「FX3」などの「Cinema Line」のモデルに搭載されているような手ブレのアクティブモードや、シネマのルックを実現するS-Cinetoneなど動画の最新機能をも小型ボディにあわせもった、先鋭的な高性能カメラと言えます。

以下に、YouTubeの動画をアップしています。よろしければ併せてご参照ください。

ソニー α6700
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純正の液晶保護シートは以下です。

ソニー PCK-LG2
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少しでも参考になる点があれば嬉しいです。では、また。

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