【初心者も】Nikon Z50の動画性能はいかに

【想定読者】
・初心者で、これからカメラをはじめたい。

・Nikon Z50を買うべきか迷っている。

・動画撮影(Vlogなど)をはじめたい。その性能はどうなのか

という方向けの記事になります。

結論を先にいうと、YouTuberや自撮り動画は、かなりいけるとおもいます。
ただし、風景や日常などを撮るときは、AFモードの設定には注意しましょう。


■この記事のポイント

1.Z50の液晶
→自撮り対応なのでgood。ただ、三脚使用や机置きには不向きな下に開くタイプなので要注意

2.動画時のAF性能
→デフォルトではやや敏感かも(AF速度が速く追従感度高め)。AFエリア設定と追従感度で調整できるので、ぜひ調整しよう(実写レビューもぜひ参考に)

3.海外の評価サイトDPReviewでの動画性能評価
→かなりポジティブではあるが、Logが無いなど、あくまでプロ用ではなく、アマチュア向け(で優秀)ということ。

《2020.3.7(土)追記》
4.国内口コミまとめ

5. 動画の自分撮りモード時のAFモード改善 (ファームウェア Ver.1.10)

Nikon Z50の動画性能はいかに

Nikon から、APS-Cミラーレス機 Z50が出てきました。

これから動画をはじめようという初心者の方向けに、ポイントを記事にしておきます。

1.Z50は、自撮り対応の液晶

Z50は、液晶が自撮り対応です。

下方180度なので、手持ちで自撮りするにはいいですが、机に置いたり、三脚に装着してという用途には不向きですので、そこは注意必要です。

YouTube用などで自撮りが三脚設置でどうしても必要、ということであれば、Z50の液晶を使用するのではなく、外部モニターの購入を検討しましょう。

2.動画時のAF性能はいかに

Z50も最近のカメラ同様、当たり前のように4Kで撮れます。

カメラに求められるピント精度はフルHDから4Kの時代になり、シビアになってきており、マニュアルフォーカスで追い込むのは、特に初心者にとって、現実的ではありません。

そんな中、カメラ選びのポイントは動画時の”AF”になります

動画時に求められるAFは、
 ・狙いの被写体にぴたっとスムースにフォーカスが合う
 ・行ったり来たりと他に迷わされない
 ・合焦後は、外れず、安定して追従しつづける

2-1. AFモードの設定

Z50の場合、
動画撮影時は、静止画時とAFモードの設定が異なるので、以下を覚えておきましょう。

「フォーカスモード」は、「AF-F (フルタイムAF)」を選択

AF-Fは、動画モード時のみ選べます。

カメラが常に被写体のうごきや構図の変化に合わせてピントを合わせ続けるモードになります。

なお、ついAF-C (コンティニュアスAF) にしがちですが、AF-Cは、ピントを合わせるには、シャッターボタンを半押しし続ける必要があります。

2-2. AFエリアの設定

Nikon Z50の場合、動画時のAFがかなり速く、レンズの前の被写体に敏感に反応します。

この後に紹介するレビュー動画でその辺の感じはつかんでください。

よって、
AFエリアモードも、初期設定の「ワイドエリア」ではなく、「シングルポイントAF」にしたほうが、初心者でも撮影が容易とおもいます

2-3. AF速度・追従感度設定

また、AFの速度やその敏感度はメニューで調整も可能です。

Z50の場合、初期設定(AF速度0、AF追従感度4)が、やや敏感に感じましたので、自撮り中心のYouTuber以外は、AF速度はマイナス側、追従感度は鈍感側にしてもいいかもしれません。

2-4. 実写レビュー

実際に、私のほうで

・片手もちで(ジンバルなどを使わず)

・キットレンズで(16-50VR)

撮影してきましたので、以下のレビュー動画を紹介します。

AFの設定などの参考になるかとおもいます。

3.DPReivewでの動画性能評価

世界でもっとも権威ある評価機関の一つである DPReviewによるZ50の動画性能評価結果を紹介します(オリジナル評価結果はこちら)。

ポイントは以下になります。


■DPReviewのZ50動画性能評価結果のポイント(key takeaways)

1.ローリングシャッターを極力抑えた良好な4K映像

2.豊富なビデオツールと効果的なオートフォーカスパフォーマンス

3.静止画とビデオモードを個別に設定する広範な機能により、静止画とビデオモードをすばやく切り替えることが可能

3-1.ローリングシャッターを極力抑えた良好な4K映像

ローリングシャッターとは、イメージセンサーの読み出し時間が長いと、動く被写体がゆがんで撮影されてしまう現象のことです。

これを抑えるには、イメージセンサーの読み出しを高速にする必要があります。

DPReviewがローリングシャッターを抑えた、とtakeawaysの第一に挙げているのは非常にポジティブということだと思います。

3-2.豊富なビデオツールと効果的なオートフォーカスパフォーマンス

フォーカスピーキングやゼブラを含む一連のビデオツールがある点が評価されています。

フォーカスピーキングとは、ピント面が色づけにより視覚化されてわかりやすく示されること。

また、ゼブラとは、 設定した輝度レベルの部分(例えば白とびする部分)をゼブラ(縞模様)に表示することで、白とびを防止するための機能になります。

その他にも、動画関連の機能に関して、DPReviewが評価している点としては、

▼マイクでの設定を細かく制御できる点
→ 録音ボリュームの調整やウィンドカットフィルター等の調整オプション

が評価されています。

3-3.静止画と動画撮影モードでの設定値を個別に設定できる機能により、静止画と動画撮影モードをすばやく切り替えることが可能

最近では、同クラスのα6400などでも、対応されていますが、静止画と動画での設定値の設定ができる点が評価されています。

もはや、カメラでの動画は静止画撮影のおまけではなく、動画メインで撮影される方にもしっかりカメラで動画専用のカメラ設定ができるような、仕様となってきているのがトレンドですね。

例 セットアップメニュー

静止画撮影メニューと動画撮影メニューが分かれています。動画ユースを意識したメニュー仕様となっている点は、両方のユーザーにとって使い勝手がよいとおもいます。

《閑話休題》

これまで、DPReviewでの3つのtakeawaysを述べましたが、レビュー冒頭で、最初にくぎを刺されているのは、動画機能として、”Log機能”が無い点です。

▼Log機能
撮影後、撮影者の意図にそった明るさ(輝度)に調整できるようにするためのガンマカーブ(明るさと信号量を決める設定値)のこと

家庭用のホームビデオとハリウッドなどの映画では、色調やその明るさのトーンの具合が異なるのは、なんとなくお気づきのこととおもいます。

この違いは、(カラー)グレーディングといわれる、動画編集で実現されています

このグレーディングと呼ばれる作業を行うには、動画はRAWやLogといわれる状態で撮っておく必要があるのですが、この対応は、従来プロ機いわれるフラグシップ機でないと対応していなかったのが、最近では、α6400をはじめとする一般コンスーマー機でも(Logは)搭載されている、というのが、昨今のテクノロジー進化のすごいところであります。

もちろん、一般の方の日常記録的な使用などにおいては、このLog機能が無い点は、クリティカルでないように思います。

ただ、動画を勉強する学生さんでLogを使う予定だった方の場合や、vlogを始めようという方は要注意です。

最近では同クラスのSony α6400でもLog機能(S-Log)が搭載されている点などから、動画でのグレーディングを本格的にはじめようという方は増えているように思います。

買う前に念のためこの機能は本当に使わないか、確認するようにしましょう。

4.口コミ

Z50のネットで見つけたポジ・ネガ口コミをいくつか紹介しておきます。

ご参考ください。

4-1. ネガコメント

動画時に瞳AFが効かない。
α6400も動画時に瞳AFは効かない。

Nikon Z50は顔認識AFに難ありです。
量販店の店頭で何度も試しましたが、ダメでした。
販売員さんも顔認識瞳認識はソニーが優勢との認識だとのことです。

補足:私は、Z50の瞳AFは、十分効いていると思います。左右の瞳の切り替えも、ソニーより直感的でわかりやすいですし。

ただ認識の精度は上記コメントのとおり、ややソニーに歩があるかもです。

電池室にメディアが同居。コンデジか~。メディアが取り出しづらい。 α6400 も使っていますが、ソニーの APS-C もNEX の頃からずっとそのレイアウト(バッテリーとメディア同居)です。 しかも、ソニーとメディアを入れる向きが反対なので、併用する方はちょっとイラッとするポイントだったりします。

普段EVFで撮影することが多いので、バックモニターは基本的に消しておきたいが、画像再生はバックモニターでワンタッチで行いたい。Z6/Z7では、「ファインダー優先モード」があるため、解決だが、Z50でこれをやろうとすると、ファインダーのみのモードで撮影して、画像を確認する時はモニターのみモードか自動切り替えモードに変更してから、再生ボタンを押さないと出来ないので手間がかかり、一操作で出来なくて不満がある。

ダイナミック AF でスポーツなどの動体を撮影していると、ピントが背景に抜ける頻度が高いように感じる。具体的には、フォーカスポイントから被写体が少しでも外れると即座に再フォーカスが走るため、ピント維持が非常にシビア。
Z6/Z7 では AF をもう少し粘らせるために「AF ロックオン」という設定があるのだが、Z50 にはこの設定メニューがない。

4-2. ポジコメント

保育園の発表会でジンバル(Pilotfly Traveler)に載せて動画撮影。動画 AF はかなり良好。高感度画質も α6400 よりやや優れている(おそらく D500 と同程度)。最前列から撮影したので、4K 30p でクロップなし 換算24mm で撮れるのは非常にありがたかった。
動画撮影30分制限があるのは残念だが、4K で 28分程度まで撮影しても熱停止などなく安定していた。

Z50はレンズの性能がソニーの標準ズームよりも優れてます。 αのパワーズームは (一定時間操作なしで縮んでしまい、改めて伸びた場合16mmワイド端となってしまうため、ズーム操作を何度も繰り返す必要あり) 。逆に 動画を撮る機会が多ければ パワーズームは便利な事もありそうですが。

4-3. その他コメント

静止画時のAFの追従感度やAF速度を調整したい、という要望があり、そんな中、動画時のAF設定を変えたら静止画のAFの具合も良くなったかも、という書き込みが散見されました。

ただ、以下の記載のとおり、どうやらそれは勘違いのようですね。

Z6/Z7 の動画設定用メニューで「(動画用の)AF速度」「(動画用の)AF追従感度」を設定すると、静止画を撮影するときの AF 挙動にも影響して AF 追従性をコントロールできるのか?

ニコンのサポート窓口に聞いてみた結果は以下。

Q. 動画用である「g3: AF 速度」「g4: AF 追従感度」は、静止画撮影時にも影響する?
A. 「g3: AF 速度」「g4: AF 追従感度」は、動画モード時のみの設定である。

5. 動画の自分撮りモード時のAFモード改善 (ファームウェア Ver.1.10)

動画の自分撮りモード時、AF-S固定となっていたAFモードが、ファームウェアVer.1.10により、AF-F固定に変更されるようになりました。

これまでだと、顔の位置などが前後に動くと、再度半押しをしないといけなかったのが、今回の仕様変更により、動画撮影中に常にカメラ側で自動で顔にピントを合わせてくれるようになります。

ファームウェアはココから手に入ります

まとめ

Z50は、一般のアマチュアの方でも、十分すぎるほどの動画機能搭載のカメラです。

AFも、AFエリアやその追従感度の設定で調整予知も大きいです。

また、ローリングシャッターが抑えられていたり、ゼブラやピーキングなど、動画撮影時に便利な機能がたくさん搭載されている点も高評価です。

ただ、Logは非搭載なので、これから、セミプロとして動画編集をしっかりしていきたい、という方は、今後も使わないか、要確認しましょう。

なお、Z50は、以下から買えます。ご参考ください。

日本カメラから、Z50のムック本が出ています。

手元において、さっと使い方を確認したいときに、やはりネットよりも紙ものは便利です。

[書籍とのゆうメール同梱不可]/ニコンZ50マニュアル[本/雑誌] (日本カメラMOOK) / 日本カメラ社

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この記事を通して、少しでも参考になる、役に立った点があればうれしいです。

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