キヤノンのミラーレス『EOS R8』が発売されたが『EOS RP』や、ソニーの『α7C』との違いが気になっている。何が違うのか主な仕様の違いを知りたい。
という方に向けた記事になります。
EOS R8は今話題の商品ですが、この記事で他モデルとの特長を整理してみたいとおもいます。
記事のポイント
キヤノン EOS R8、EOS RP、ソニー α7Cとの主な差分は以下です。
1.画質
2.AF性能・ドライブ
3.ファインダー・液晶モニター
4.動画
5.スタミナ
【特徴整理】キヤノン EOS R8 vs RP vs Sony α7C スペック比較
画質
まずは有効画素数です。
EOS R8、α7Cが2420万画素、EOS RPも2620万画素と、いずれもほぼ同じ仕様となっています。
続いてISO感度をみてみましょう。
ISO感度では、最新機種のEOS R8が最大102400と、他モデルEOS RP 40000、α7IV 51200に対して圧倒しています。
「ISO感度全域で裏面照射型に匹敵」。キヤノンEOS R8のDXOMARKのセンサーテスト。「想以上に優れていたと評価」。キヤノンのミラーレスフルサイズのエントリモデルだがEOS RP/R6を上回るスコア。天体改造ベースモデルとしても期待。
— 天リフ編集部 (@tenmonReflexion) March 26, 2023
とるなら 写真道楽道中記よりピックアップ https://t.co/tnIQhiwZ2O
上のTwitterにもあるとおり、EOS R8のセンサーは裏面照射型に匹敵する画質評価がされているという報告もありますね。
続いてボディ内手振れ補正です。
EOS R8, RPはボディ内手振れ補正が搭載されておらず、α7Cのみ、ボディ内に手振れ補正が搭載されています。
えっ!?EOS R8はボディ側の手振れ補正ついてない?
— i-nos (@inos68921239) February 8, 2023
機能自体はレンズにISついてりゃいいだろと思うけど価格を考えたら付いてて欲しいなぁ。
価格帯からも、手振れ補正がついていないという点について不満を持つ人は多いようですね。
AF性能・ドライブ
まずは、AFの被写体検出機能です。
EOS R8が、車両の検出もあるため、EOS RP、α7Cに対して頭一歩リードです。
EOS R8すごい! RPと比較すると革命的にピント合う。RPも値段考えたら良いカメラだけど、サーボでも追いきれず僅かにピンぼけみたいなの多くて歩留まりがそれなりだった。R8はジャスピン量産機という感じですごい。4K60pもすごく綺麗で映画みたいで良い。RPの4KとはAF含めて比較にならん。
— 山田胡瓜・AIの遺電子アニメ化 (@kyuukanba) April 15, 2023
EOS R8のAFは、RPと比べても革命的にピントが合う、という声が口コミでも上がっており、評判は良いようですね。
続いてメカシャッターでの連写性能についてです。
メカ(電子先幕)での連写性能に関しては、α7Cが10コマ秒ということで、EOS R8の6コマ、EOS RPの5コマを圧倒していますね。
続いて電子シャッターでの連写性能についてです。
EOS R8が40コマ秒と、α7Cの10コマ秒に対しても4倍以上と性能差は歴然です。
EOS R8の連写は、秒間6コマ(電子先幕)です。新幹線の撮影では少し足らないですが、電子シャッターは秒間約40コマ。ローリングシャッター歪みは、EOS R6MarkIIと同等とのこと。
— 新幹線EX/めざせ!!新幹線博士 (@shinkansenex) February 8, 2023
なので新幹線撮影における実用上は問題なさそうです。
連写を重宝する人にとっては、大きな魅力のポイントの1つになっていますね。
ファインダー・液晶モニター
ファインダー性能を見てみます。
ファインダー解像度は、この3機種は236万ドットと性能は同じです。
倍率はEOS R8、EOS RPいずれも0.7倍と、α7Cの0.59倍よりもスペック優位にあります。
EOS R8とR50、ファインダーレスでめっちゃ軽かったら欲しいかも
— うさのなぎ🌱ドール (@USANO_D) February 2, 2023
R50がM6 Mark IIセンサーベースなら即買い…
ファインダーが無く、もう少し軽めだったらよかった、という声が散見されるのが興味深いですね。動画ニーズの高まりと併せてこのような声が増えてきているのかもしれません。
続いてモニター解像度です。
モニター解像度に関しては、EOS R8が162万ドットと、最も解像度が高く、104万ドットのEOS RP, 92万ドットのα7Cを圧倒しています。
動画
続いて動画性能を見てみましょう。
EOS R8は4K60pに対応していること点で、30pまでのα7C、24pまでのEOS RPを圧倒します。
続いて動画時のサンプリング方式です。
EOS R8、α7Cは、6K以上のオーバーサンプリング方式のため、画質面でEOS RPよりも一歩上の画質が期待できますね。
続いてピクチャープロファイルです。
EOS R8, α7Cは、Logに対応しているのに対して、EOS RPは、Log非対応です。
将来的にLogで撮影して、カラーグレーディングもしていきたい、という動画編集にもこだわりたいという方には、Log撮影もできるEOS R8, α7Cを選ぶ方が、EOS RPよりも将来性があるといえますね
スタミナ
続いてスタミナ性能を比較してみます。
スタミナについては、α7Cの圧勝です。710枚もの撮影が可能なのに対して、EOS R8で290枚、EOS RPで250枚となっています。
EOS R8に対してのスタミナ性能については、以下の通り口コミでも辛辣なものが散見されます。
26万円払ってバッテリー(LP-E17)のショボいスタミナのカメラを使う事が愚行だよ…キヤノンは地雷機種を作り過ぎ。https://t.co/wUl8LzsTMF#EOSR8
— ニャタロはまぞん。 (@hamaZonbie) March 20, 2023
その他
他に、サイズを比較してみます。
サイズでは、α7Cが一番コンパクトですね。
続いて、質量比較です。
サイズではα7Cがコンパクトでしたが、EOS R8が最軽量というスペック性能となっています。
サマリ
最後にここまでのスペックのサマリを載せておきます。
EOS RPよりも画質・AF関連を中心に中身が大幅に進化。一方で、スタミナが低め、ボディ内手振れ補正が無い点を他メーカーのものと比較してどう評価するか、というのが購入時のポイントになりそうですね。
以下に、YouTubeの動画をアップしています。よろしければ併せてご参照ください。
少しでも参考になる点があれば嬉しいです。では、また。