タムロンから、35-150/2-2.8が開発発表されたけど、F2から始まるズームレンズという点におどろき。どういうレンズなのか教えて欲しい
タムロンから驚きのレンズ 、ソニーEマウント用のフルサイズミラーレス向けレンズ「35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)」が、開発発表されました。
2021年内発売予定、希望小売価格は未定とのことですが、どういうレンズか、興味のある方に向けた内容を整理した記事になります。
記事のポイント
1.世界初のワイド端35mmで開放F値2
2.残念な点
3.新開発の専用ソフト「TAMRON Lens Utility」
世界初のワイド端35mmで開放F値2
タムロンの開発してる
— りーへい (@ryoheime08127) August 6, 2021
35-150のズームレンズ欲しいかも!
F2.0で通しだってよ。
単焦点レンズでは35mm、50mm、85mm、ズームレンズでは24-70、70-200mmなど、ポートレートレンズはよく使われる一般的とされる焦点距離がありますが、それらのほぼ全域をF2-2.8という明るさで1本で実現するレンズは過去ありませんでした。
2021年の現時点で、ワイド端35mmで開放F値2を実現するのは世界初とされるEマウント向けズームレンズとして、35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)が開発発表されました。
これ1本で人物撮影なら全身からバストアップまで。風景でも標準画角からちょっとした寄りまでカバーできてしまいますね。
ちなみに、ニコンFマウント、Canon EFマウント用に、タムロンから一眼レフ用のレンズ35-150㎜ F/2.8-4 Di VC OSDというポートレートズームレンズはありました。今回はソニーEマウント用で同焦点距離でさらに明るく性能をアップさせての開発発表というレンズとなります。
【売切れご免情報】
— 荻窪カメラのさくらや (@ogisaku_com) July 28, 2021
ポートレートズーム。
■ タムロン35-150mm F/2.8-4 Di VC OSD
[Model:A043]
【生産完了/在庫限り】
対応マウント:
キヤノンEFマウント用
ニコンFマウント用
⇒ https://t.co/YykD2EKpNs
★店頭でも販売しています。
ご注文時完売の際はご容赦下さい。 pic.twitter.com/QTAoungTHs
以下のツイートのように、35-150/2.8-4のレンズはミラーレス全盛の今、2年前のレンズですが生産完了となっています。
個人的にはシグマの150-600発表が霞むぐらい、タムロンの35-150mm f2-2.8のインパクトがでかい
— にんじん (@tako_ninjinZ) August 5, 2021
1日前に発表されたシグマ150-600mm F5-6.3 DG DN OS | Sports(Lマウント、Eマウント用)の発表レンズが霞むというような声まで上がっています。
35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)の残念な点
①手振れ補正無し
一眼レフ用とは異なり、レンズ側に手振れ補正はついていないので、α7シリーズの初代など、ボディ内手振れ補正のない機種で撮影する場合は特に望遠域では注意が必要です。
特にテレ側だと、手振れ補正に気を付けないといけなさそうですね。
②テレコン非対応
純正レンズでないデメリットとして、テレコン非対応があります。あともう少し望遠域を、というときに拡張性がない、というのは事前に認識しておくべきですね。
テレコンに非対応のため、あともう少し望遠域で撮影、というのができません。
シグマの28-70F2.8とタムロンの70-180F2.8が気になってた時にこの開発発表は熱いw
— やまっち (@yamacchi2157) August 5, 2021
35-150はホント重さ次第だなぁ。1kg切ってくるようなら嬉しいけど流石にキツいかな?
あと、これは今後要確認のポイントですが、重さが果たしてどうなのか。興味がわくところです。このスペックで小型にできるのであればかなりの長所ですが、重くなった場合は持ち歩きに不便で結果使わなくなりそうなので要注目です。
新開発の専用ソフト「TAMRON Lens Utility」
新開発の「TAMRON Lens Utility」というソフトウェアを使用することで、各種機能のカスタマイズや最新のファームウェアのアップデートを行うことが可能となります。
静止画メイン、動画メインなど、ユーザーの撮影スタイルに合わせて、機能をカスタマイズすることができるようになるのは便利そうですね。
この「TAMRON Lens Utility」ソフトウェアを使うことで、レンズ側のファームウェアアップデートに加え、
レンズ側の
1.フォーカスセットボタン
2.フォーカスリング
の2つを自身の好みに応じてカスタムできる仕様となるようです。
特に1では、フォーカスまわりのプリセットはもちろん、カメラボディ機能割り当てもできます。2は回転方向、MF時のレスポンスを設定できる、とされています。
まとめ
この記事では、以下をお伝えしました。
1.世界初のワイド端35mmで開放F値2
–> ポートレートの代表的な焦点域を明るいF値で1本で広くカバー。
35mmから開放F2スタートのズームは世界初
2.残念な点
–> 1.レンズ側手振れ補正非対応、2. テレコン非対応、※重さは未発表だが、要注目
3.新開発の専用ソフト「TAMRON Lens Utility」
–>ファームウェアから、フォーカスセットボタンやフォーカスリングの調整まで自在にカスタム可能
参考になる点があれば嬉しいです。では、また。