ニコンから、「Z fc」が発表になったけど、クラッシックでかわいい。でも「Z50」とは何が違うのか知りたい
という方に向けた記事になります。Z fcの残念な点をまとめた以下の記事もよろしければご覧ください。
記事のポイント
Z fcとZ50の大きな違いは以下の5点です。
1.デザイン
2.液晶画面
3.オートフォーカス
4.USB充電/給電
5.値段
【ニコン】「Z fc」と「Z50」5つの違い
1. デザイン: Z fcはクラシカルデザイン
Z fcはそのノスタルジー溢れるクラシカルなデザインが魅力。
1970年代に発売されて以降、約20年(!)にわたり愛されてきたフィルム一眼レフカメラ「FM2」の象徴的なデザインを受け継いだというスタイリングが「Z fc」の最大の特徴といっても過言ではないです。
Zfc発表された〜!
— いなっちょ(イナガワタツヤ) (@inaccho_ek9) June 29, 2021
FM2とそっくり!フジユーザーだけどめちゃくちゃ気になる!
最近レトロなのかモダンなのか迷走してる感のあるフジよりデザインは好み。あとAFもニコンの方が強そうだし。 pic.twitter.com/PKPkRuOMCv
デザインも可愛いけど、グリップが無いフラットなフォルムだから、バッグにコンパクトに収納できるのは便利そう。
ちなみに、いっそのこと、フィルム一眼レフニコン FM2を欲しいという方は以下から。中古も多く出ていて安く買えます。
ボディーの天面にシャッタースピード(1段刻み)、ISO感度(1/3段刻みでロック付き)とモードダイヤルレバー、露出補正の3つのダイヤルと、F値を表示する小窓を搭載しています。
基本的なカメラ設定を一度に視認、ダイヤルで直感的に操作できるのが便利ですね。
ところで、Z50とのサイズなどの違いはどの程度ありますか?
Z50とのサイズ差は軽微です。
サイズ比較
✓ Z fc 134.5 x 93.5 x 43.5mm, 390g 本体のみ
✓ Z 50 126.5 x 93.5 x 60 mm, 395g 本体のみ
Z fcのほうが奥行きが短く、スリムになった感じですね。
横幅や高さ、重量はほとんど変わりません。
2.液晶画面
背面モニターのZ50とのスペック比較は以下です。
液晶画面スペック比較
Z fc ・・・ 約104万ドット 3.0型 バリアングル式
Z50 ・・・ 約104万ドット 3.2型 チルト式
それぞれ、約104万ドットで解像度は同じ。背面モニターのサイズは、Z 50の3.2型に対しZ fcは3.0型と少し小さくなっています。
Z fcはバリアングル式のため自分撮りに向いています。また、表示部分を裏返して液晶モニタを隠す、カバーとすることもできます。
以下のツイッターコメントにもあるとおり、チルト式は動画撮影で自撮りをする際にマイクと干渉するなど、不満点として指摘が多くされていましたね。
折角動画撮影に重宝されてるミラーレスなのに30分制限つけちゃったり液晶チルト式だったりこっちむくZ50も三脚つけたら外部製プレート必須とか市場調査全くできてないよね
— 🐸たけち☔ (@chyotak1994) January 20, 2021
一方で、以下の口コミのように、Z fcのバリアングル液晶は、期待されていたものだったようですね。
Nikonの #Zfc 発表で自分的に何が嬉しいって“バリアングル液晶”が久々に採用されてることかな。
— Barubisu (@Barubisu) June 29, 2021
もうチルト液晶しか出ないのかと思ってたよ…(^^;
Nikon Zfc。まずデザインが可愛い🤔
— ほっし〜/埼玉県川口市 (@yuki_hossy) June 29, 2021
このレトロな感じでミラーレス一眼とか最高じゃん。
ISO感度調整ダイヤルは使いやすそう。そしてバリアングル液晶まで! pic.twitter.com/IOl8oT6qxm
3.オートフォーカス
AF比較
✓ Z fc 209点測距点, 静止画&動画・・・瞳AF/動物AF
✓ Z 50 209点測距点, 静止画・・・瞳AF/動物AF(ファームウェアVer.2.00)
静止画のみならず、動画時も瞳AFや動物AFが使えるようになった点が進化点です。
AF測距点が209点とZ50からの進化は無いのですね。
そうですね。以下の口コミのように、Z fcではAF面は少し物足りなく思う方がいるかもです。
ただ、総合的なカメラ能力はα6600のが上だと思います。手ブレ補正しかり。
— nnaoto1021 (@nnaoto1021) June 30, 2021
特にAF性能が、ZfcがZ50同等と考えると、現在使用されているD500よりはかなり落ちます。またZのDXレンズは2本しかありません(ただし両方とも凄い出来)
自分もZfcは気軽な撮影用にかなり心で揺れています。カワイイし!
ちなみによく比較されているソニーのα6600はボディのみで以下の値段で買えます。
4.USB充電/給電
USB仕様比較
✓ Z fc ・・・ USB type C / USB充電・給電
✓ Z 50 ・・・ マイクロUSB / USB充電
Z50で不評だったマイクロUSBから最新のUSB type Cになったことで、スマホの充電などでも主流のUSB Type Cケーブルとの共用が可能となりました。
給電が可能となったことはどんな利点があるの?
充電しながら撮影ができるようになった、ということですね。
例えば、タイムラプスなどの長時間撮影などでも電源供給しながら長時間の撮影に臨めるなどのメリットがあります。
5.値段
Z fcは標準ズームキットが約15万円程度。Z50の初値が12万5000円程度だったことを考えるとやや高めスタートです。
Z fcを検討の方で握ったときの指余りが気になる方は、同時発表されている、専用のエクステンショングリップも要チェックです。
まとめ
最後に、まとめておきます。
1.デザイン Z fcはクラッシックでやや奥行スリムに。
2.液晶画面 小さく(3.0型)なったものの、バリアングル式へと進化
3.オートフォーカス 動画でも瞳AF/動物AFが使えるように進化
4.USB充電/給電 USB Type Cとなりより便利に。充電に加えて給電も
5.値段 標準ズームキットが約15万円程度とやや高め
以下の関連記事にもZ50関連のものはいくつかありますので宜しければご覧ください。
少しでも参考になる点があれば嬉しいです。では、また。