コロナで株価が乱高下する昨今ですが、これから投資をはじめるなら米国株がおすすめ、という内容を紹介したいと思います。
■この記事のポイント ・米国株投資3つのメリット ・ 実体経済が悪化しているのに株価が上昇しているわけ ・ どこで購入できる? |
【初心者にもおすすめ】資産運用始めるなら米国株
米国株投資の3つのメリット
メリット1.高い成長性と世界的大企業の多さ
日経平均株価は、2000年以降 日本経済がデフレ突入したため右肩下がりになっています。
2012年に、現在の安倍政権が誕生して、日銀による量的緩和政策やETF買い入れなどにより現在の株価へ推移してますが、アメリカの代表的な株価指数NYダウ平均と比べて大きく見劣りするのがわかります。
NYダウ平均株価は、2009年のリーマンショックなどでの落ち込みはあるものの、4~5年程度で株価がすぐ回復して 躍進を続けています。
日経とくらべて、持続的な、力強い成長が見られるのが特徴です。
NYダウはほれぼれする成長トレンドを描いていますね。
さらに、 新聞やニュースでも話題の世界最大級の企業群「GAFAM」も米国株であることに注目です。
GAFAMとは、グーグル(GOOGL)、アマゾン ドットコム(AMZN)、フェイスブック(FB)、アップル(AAPL)、マイクロソフト(MSFT)の5社のことですね。
これらの企業の行っているサービスは、我々の生活に欠かせないものとなりつつあるため、GAFAMの株価の上昇ペースは、NYダウ指数やS&P500など、米国株式市場全体を大きく上回っています。
日経2020/5/16の記事でも、「GAFAM」の5社の株式時価総額の合計が、コロナ禍を機に東証1部上場企業(2170社)のそれを一気に上回った、というニュースが出ていましたね。
米大手IT(情報技術)企業のGAFAにマイクロソフトを加えた「GAFAM」。5社の株式時価総額の合計はコロナ禍を機に東証1部上場企業(2170社)のそれを一気に上回った。
日経2020/5/16
時価総額が5社で最も大きいマイクロソフト(世界では2位)のバランスシート(貸借対照表)を見ると、土地や工場、店舗といった有形資産が約3.9兆円と、日本企業で最も時価総額の大きいトヨタ自動車(世界では40位)の4割ほどにとどまる。
メリット2.1株単位で購入可能だから投資しやすい
米国株と日本株との大きな違いとして、購入単元の違いがあります。
日本株は、銘柄ごとに100株単位とか、1,000株単位などあるから、それなりのまとまった資金が必要になりますよね
はい、そうですね。
一方、米国株の場合には、すべての上場株式・ETFを1株単位で購入することができるので、少ない資金でも投資を始めることが可能です。
数万円あれば、米国トップクラスの企業の株主になることができるということですね!
はじめる敷居は日本株より低いのは大きなメリットですね。
メリット3.高配当銘柄が多い
米国企業は株主還元を重視し、利益を積極的に配当に回すため、配当利回りの高い銘柄が多いところが魅力的です。
高配当銘柄は、市況急落局面時でも底値が堅いですし、定期的に決まった金額がもらえるのは、塩漬け局面などでも株を長期保有するモチベーションにもなりますね
以下が、日本人にも人気の米国高配当銘柄になります。
そして米国には、連続増配の年数が長い企業が多いという特徴もあります。
連続増配の年数が長いということは、配当金目当てで投資ししたのに、ちょっと決算がよくないからといって、減配されてガッカリ。。ということにはなりにくい、というのが安心ですね。
実体経済が悪化しているのに株価が上昇しているわけ
米国のダウ平均は、3月23日に18,056ドルの年初来底値をつけた後で大きく反発して今に至っています。
実体経済が悪化しているのに、どうして株価は上昇しているの?
理由は、 世界中の中央銀行が史上最大規模の金融緩和を行ったため、通貨の価値が大幅に下がっています。 その結果、株価が上昇しているように見えています。
将来的には資産バブルやインフレが世界で発生する可能性があると考えられます。
米連邦準備理事会(FRB)は2020年3月15日に1.0%の大幅な利下げに踏み切りました。これにより、資金繰り悪化の企業も資金を確保しやすくなります。
また、FRBは企業の社債も最大2.3兆ドルを拠出し、歴史上初の投資不適の社債も購入することを決めています。
こういった対応を受けて、今市場には資金が大量に投入されており、民間企業の倒産リスクは回避されている状態です(中央銀行や政府系の金融機関が無利子で貸し付けしてくれる)。
全ての民間企業が、政府から倒産しない補償がついたようなものですね
通貨が市場に大量に流入することによって、通貨の価値が下がる
↓
ありとあらゆるモノ(物価、不動産、株 など)の資産価値が(相対的に)上昇する
という関係になります。これが極端にいくと(ハイパー)インフレということになりますね。
今住宅ローンなどを持っている人も、現金で繰り上げ返済を急いでするよりも、インフレの傾向が進んでから(物の価値があがり、通貨の価値が下がる)返済したほうが、お得ということですね。
そうですね。
今後は株や不動産で資産を持っている人と、預金のみで保有の人の資産価値の差は、どんどん開いていくと思われます。
どこで購入できる?
最後に、米国株投資をするにあたって、米国株投資に対応する証券会社をみておきましょう。
ずばり、おすすめは、DMM証券です。
なんと、米国株取引手数料を完全無料化されています。
なるべく手数料をかけずに投資をはじめたい人にDMM証券はおすすめできます!
以下がプレスリリースからの抜粋です。
既に無料化している最低手数料に加え、通常手数料および上限手数料も無料とし、取引手数料を一切かけずに米国株式をお取引いただける環境をご用意いたします。
DMMプレスリリース
念のため、他の主要証券会社と手数料を比較してみましょう。
取引手数料 | 最低手数料 | 上限手数料 | 為替手数料 | |
DMM証券 | 無料 | 無料 | 無料 | 25銭 |
SBI証券 | 0.45% | 無料 | 20ドル | 25銭 |
楽天証券 | 0.45% | 無料 | 20ドル | 25銭 |
マネックス証券 | 0.45% | 無料 | 20ドル | 25銭 |
DMM株が有利なのは一目でわかりますね。他の主要ネット証券よりも圧倒的に安く米国株を購入することができます
逆にDMM証券のほうが不利な点はないの?
1.取り扱い銘柄数がやや少ないという点と、2.配当金が強制的に円に決済されてしまう、という2点が強いていえばデメリットです。
デメリット1.取り扱い銘柄数がやや少ない
DMMの取り扱い銘柄数は、約1000銘柄と GAFAMはもちろん、P&G、AT&T、コカ・コーラ、マクドナルドなどの主要銘柄をカバーしていますが、 マネックス証券の約3200銘柄、楽天証券の約2500銘柄など、先行証券会社と比べて、撮り扱い銘柄数が見劣りします。
米国銘柄に1000銘柄も対応していれば、普通の個人投資家には十分ですね。
デメリット2. 配当金が強制的に円に決済されてしまう
米国株の配当金は、他証券会社は米ドルで支払われますが、DMMの場合は円に強制的に決済されます。
その際の為替手数料が 1円(100銭) かかってしまうというデメリットがあります。
アマゾンやグーグルなど米国株でも配当金を出さない銘柄の場合はまったく関係ありませんし、配当銘柄だとしても手数料などのトータルで考えると手数料ゼロのDMM証券優位は変わらないとおもいますが、この点はデメリットになります。
メリット・デメリットをトータルでみても、DMM証券へは、米国株取引をこれからはじめる方に、おすすめできる証券会社とおもいます。
DMM証券は、以下から申し込みが可能です。
まとめ
■この記事のポイント ・米国株投資3つのメリット 1. 高い成長性と世界的大企業の多さ 2. 1株単位で購入可能だから投資しやすい 3. 高配当銘柄が多い ・ 実体経済が悪化しているのに株価が上昇しているわけ ⇒世界中の中央銀行が史上最大規模の金融緩和を行ったため、通貨の価値が大幅に下がっている。 その結果、株価が上昇しているように見えているが、将来的には資産バブルやインフレが世界で発生する可能性があり。 ・ どこで購入できる? ⇒DMM証券が米国株の取引き手数料ゼロでおすすめ! (取り扱い銘柄数、配当が日本円に決済されてしまう点がデメリット) |
以上、資産運用始めるなら米国株を、というおすすめ記事になります。