ソニーから「VLOGCAM Z-V1」というカメラが発表されたけど、なぜVloggerやYouTuberにおすすめなのか知りたい。欠点もあるなら合わせて知りたい。
という方に向けた記事になります。
■この記事のポイント ・ ソニー「VLOGCAM Z-V1」 の主な6つの特長 ・ 発売日と値段 ・ 指摘されている欠点 |
「VLOGCAM Z-V1」ありそうでなかった新コンセプトカメラ
以下が、オフィシャルのプロモーション動画です。ポイントがコンパクトに説明されていて尺は2分弱なので、時間がある方は、ぜひ見ておきましょう。
■VLOGCAM Z-V1の主な特長6つ 1. ワンランク上の内蔵マイク 2.強力な手振れ補正 3. バリアングル液晶モニタ 4. ワンタッチぼけ切り替え機能 5. 自動被写体認識 6.WEBカメラ対応 |
1. ワンランク上の内蔵マイク
見た目のインパクトもありますが、風切り音を低減させるウインドスクリーンが付属している点に注目です。
風の強い屋外で風切り音のノイズを低減させ、話し手の声をはっきりと録音することができるようになります。
このウインドスクリーンは、シュー(マルチインターフェースシュー)に取り付けることができます。
マイク端子も搭載されているので、 外部マイクを接続して高音質に取り込むことももちろんできます。
マイクに関しては、ソニーの最新マイク、ECM-B1Mなんかもお勧めです。以前の記事も参考にしてください。
2.強力な手振れ補正
スタンダード(光学式)に加え、アクティブモード(電子式)を合わせて使うことでかなりの手振れ補正が期待できるようです。ただ、アクティブモードを使う場合は画角がクロップされる(狭くなる)点に注意です。
3.バリアングル液晶モニタ
ソニーとしては初の横開きの液晶が搭載されています。
これまでの上下にフリップするチルト液晶では、自撮り時にシューにマイクなどのアクセサリーをつけられない(画面と干渉する)問題があったから、バリアングルになったことはすごくいいですね。
4. ワンタッチぼけ切り替え機能
背景をぼかしたいときは、「背景ぼけ切り換え」ボタンを押すことで簡単に切り替えできます。
背景の風景をクリアに見せたいときも、ボタンひとつで切り換えられます。
Menuに入らなくても物理的に外にボタンがある、というのがとっさのときにも操作しやすくていいですね。
絞り値、とか難しい設定いらずなのも便利。
5.自動被写体認識
「美肌効果」
OFF / LO / MID / HIの4つの設定で美肌効果具合が選べます。後からわずらわしい処理なしで、設定を最初にしてしまえばこじわや化粧ムラなども目立ちません。
動画時にリアルタイム瞳AF
動画時に瞳AFが使えるので、歩きながらの撮影などでも、人物の瞳にしっかりピントが合い続けます。
「商品レビュー用設定」
YouTubeなどでの商品レビューのときに、自分の瞳ではなく、目の前の商品にピントを合わせたいときは、商品レビュー用設定をすれば即座に商品にピントがいきます。
これもメニューの深い階層にいかなくても、ボタンが設定されているので、操作が簡単で良いですね!
6. WEBカメラ対応も
なんと、VLOGCAM ZV-1をパソコンにUSBで接続することにより、WEBカメラとして使用することができます。
対応のPCソフトウェアは、2020年7月頃に公開予定です。
テレワークで、WEBカメラの注目があがっていますが、このZV-1は、WEBカメラにも使えるようになるのですね!
CanonもWEBカメラ対応を発表していましたので、今後カメラのWEBカメラ化はトレンドになってくるものと思います。
発売日と値段
発売日は6月19日、価格はオープン価格ですが、税抜11万円前後での実売のようです。
以下が、シューティンググリップとセットになったお買い得キットです
以下は、ボディのみのキットになります。
ゆくゆくは自撮り撮影や商品紹介も、という方は、シューティンググリップとセットになったキットがお勧めです。
指摘されている欠点
以下に主な欠点に対しての口コミを記載しておきますね
Vlogならもう少し広角のレンズが必要
Vlogでは16mm〜35mmのレンズが便利。広角24mmはやや窮屈。
しかも、 アクティブ補正(電子補正)を動作させると実質30,mm程度になるのでもう少し広角が欲しいところ
USB type-B である点と充電時間
今の時代でありながら、ZV-1は、USB type-Bでtype-Cではないのが残念。 また、バッテリーチャージャーが付属していない、というのはともかく、USB充電で、フルになるまでが、1時間以上かかる
AFの問題
・製品のクローズアップを撮影している時にコントラストAFのように頻繁にAFが行き来してしまった。
・車載撮影でのアクティブ手ブレ補正はかなり進化しているようだけど、GoProやDJIなどのアクションカメラには及ばない。
今回の商品と比較されている他社商品を参考までにリンクしておきます。
DJIの商品は小型でブレに強く(小型にもかかわらず、ジンバル搭載により細かいブレ補正がメカニカルに可能となっています)、GoProは小型でよりタフに使える点が特長です。
まとめ
「VLOGCAM Z-V1」は、以下の特長がある、VLOGやYouTube撮影に最適化されたこれまでにないカメラです。
■VLOGCAM Z-V1の主な特長6つ 1. ワンランク上の内蔵マイク 2.強力な手振れ補正 3. バリアングル液晶モニタ 4. ワンタッチぼけ切り替え機能 5. 自動被写体認識 6.WEBカメラ対応 |
これからVloggerになる、と決めていてカメラ類を揃える人には、一眼カメラよりも本カメラなら初期投資が少なくて済むので大変おすすめです。
一方で、
AFやレンズの焦点距離など、使いこなすうちに、一部で不満が出てくる人もいるかも、です。でもこだわり出すと最終的にはサイズやレンズなどの追加コストも発生する一眼カメラになるわけなので、ある程度割り切りかなとおもいます。
これ1台で、ストレスなくある程度撮影が完結してしまうという点では、非常に画期的なVlog/YouTubeスターターキットといえると思います。
では。参考になる部分があると嬉しいです。