ソニーのミラーレス『α7RV』が出たが、前モデルの『α7RIV』や、スタンダードモデルの『α7IV』との違いが気になっている。何が違うのか主な仕様の違いを知りたい。
という方に向けた記事になります。
α7RVは今大変話題の商品ですが、この記事でその他のモデルとの特長を整理してみたいとおもいます。
記事のポイント
『α7RV』と『α7RIV』『α7IV』の主な違いは以下の5つ
1.画質・スピード性能
2.オートフォーカス
3.動画
4.操作性
5.スタミナ
【何が違う?】ソニー『α7RV』と『α7RIV』『α7IV』スペック比較
画質・スピード
まず画像処理エンジンです。
α7RVはBIONZ XRと最新世代の信号処理エンジンを搭載することでα7RIV比8倍の高速処理となっていますが、画像処理エンジンとは別に、AI処理に特化した新開発のAIプロセッシングユニットも搭載している点に注目です。
続いて画素数です。
画素数は、前モデルα7RIVから増えていません。このスペックが動画性能含めて現時点で最もバランスの取れたもの、と考えられているのかもしれません。ただ、アルゴリズムの改良により、低感度時の解像感はさらに向上し、α史上最高の解像性能が謳われています。
続いて感度性能です。
やはり画素数が少ないことで、α7IVが拡張最大ISO204800とα7RVなどのISO102400に対して優位な結果となっています。
続いて手ぶれ補正です。
手ぶれ補正は、アルゴリズムの改良により、α7RVがα史上最高の8.0段分の補正が謳われています。マウントの小さいEマウントならではの欠点として手ぶれ補正が構造的に難しいのではないか、とされていましたが、これまでから大幅進化となっていますね。
動画時のアクティブモードでは、対応する手ブレ補正機構内蔵レンズとの組み合わせで、協調して制御することでブレ抑制がされる、と言うのも新しいですね。
そうですね。現時点(2022年11月23日)では、以下レンズが対応レンズとなっています。
こちらから最新対応レンズは確認出来ます。
・SEL24105G
・SEL70200GM2
・SEL100400GM
・SEL200600G
※いずれもレンズのソフトウェアver02以降
YouTubeでも紹介されています。
AF性能
続いてAFです。
AF測距点は、α7RIVよりも進化はしていますが、α7IVでは759点と他モデルを圧倒しています。
続いてAF認識対象です。
AFの認識対象は、人、動物に対して、鳥、昆虫、車、列車、飛行機等、対象範囲が拡大しています。
認識対象が拡大したこともすごいですが、瞳AFの進化も口コミで上がっていますね。
α7Rv触ってきました!とりあえずやばい。瞳AFが化け物みたいになっておりました。
— MuRe (@MuRe_1225) November 1, 2022
7iiiの2台で対応しておりましたが1台がもういよいよやばくなってきたのでα7ivを至急購入しました。これから僕を支えてください!!#α7RV #α7iv pic.twitter.com/T6a0zLE6cv
続いて、連写時の最高連続撮影可能枚数です。
低画素であるα7IVが優位となっていますが、同画素でありながら、α7RVはα7RIV に対しては68枚から184枚へと大幅に進化しています。
動画性能
続いて動画性能です。
α7RV は8K 24pに対応しました。
4Kでも60pに対応するなど、前モデルのα7RIVに対しての進化が見られます。また、α7IVについても4K60pでクロップされていたのに対して、α7RVでは6.2Kオーバーサンプリングによる4K撮影ができるようになっています。
続いて動画のRAW出力についてです。
HDMIケーブル経由で対応する外部レコーダーへの16bit RAW動画の出力が可能になっています。
出力時の設定は、フルサイズ3848×2168、フレームレート(60p/30p/24p)が選べます。
操作性
まずは、ファインダー解像度です。
クラス最高解像度とされる944万ドットの高解像度に加えて、世界最大とされる0.90倍のファインダー倍率を誇ります。ファインダーを覗いた際に、見える画面のサイズが広く感じるのは倍率によるものですね。
ファインダーの見え方は、撮影を左右しますよね。口コミでも見え方についてのコメントがあります。
α7RⅤ展示触ってきた。
— なおみな@11/26MINI FES. (@clubman72) November 8, 2022
RⅣ比較でグリップが深くなってるので個人的には持ちやすくなった。
チルトバリアングルは縦構図で便利
ファインダーの見え方、AFの合焦がかなり進化。 pic.twitter.com/JKY8duB8Wi
続いて液晶モニターです。
α7RVでは、バリアングルからさらに進化した4軸マルチアングル液晶モニターとなっています。
液晶モニターの動き方については以下が参考になります。
続いてメモリーカードです。
α7RV は、α7RIVに対してスロットA、BのいずれもCFexpress Type A、SDカード両方に対応するようになっています。テンポよく連写などの撮影する際には、CFカードがあると便利です。
スタミナ
次は撮影可能枚数を見てみます。
撮影可能枚数は、α7RIVが670枚と他(α7RV 530枚、α7RIV 580枚)を圧倒しています。
まとめ
主だった機能を最後に整理しておきます。
最新のモデルということもあり、多くの点で既存モデルを圧倒しています。
以下のYouTubeでもスペック比較をしています。お時間あれば是非ご覧ください。
少しでも参考になる点があれば嬉しいです。では、また。