キヤノンから、手持ちのキヤノン製の一眼レフをウェブカメラにできる、ということを聞いたけど、詳細を知りたい

という方向けの疑問を解消する記事になります。
テレワークでWeb会議をする機会も多くなってきている中、手持ちのキヤノン製カメラを持っていれば、それを初期投資ゼロで高性能なウェブカメラにできるというソリューションは、かなり画期的ですね。
この記事のポイントは以下です。
■この記事のポイント ・EOS Webcam Utility Betaでできること ・対象機種 ・導入/使い方 ・番外編:ソニーのαは対応!? |
【キヤノン】カメラがウェブカメラ化するソフトの提供開始。【EOS Webcam Utility Beta】
キヤノンUSAが、 キヤノン製の一眼~高級コンデジをウェブカメラ化するソフトの提供を開始しました。
このソフトを使うことにより、手持ちのキヤノン製カメラを高性能なウェブカメラとして使うことができるようになります。
▼ 「EOS Webcam Utility Beta」でできること
・高価なウェブカメラを買う必要無し。
→ 手持ちのカメラを高性能なウェブカメラにできる
・キャプチャー機器不要、煩雑な配線も不要
→ 手間もお金もいらず
制約
ベータ版って名前だし、何か制約があるの?
本日時点で以下の制約があります。
- Canon USAの提供のため、国内公式サポート無し
- Windows10(64bit)のみ。Mac非対応(現時点)
- 対象カメラは全キヤノン製カメラではない
「EOS Webcam Utility Beta」対象機種
「EOS Webcam Utility Beta」ソフトウェアがサポートする機種は以下です(2020/5/1時点)。
一眼レフカメラで17種類、ミラーレスカメラで5種類、レンズ一体型カメラで3種類です。
*印がついている機種には注釈がありますので、注意必要です。
EOS-1D X Mark III
CanonUSA公式ページ
EOS-1D X Mark II
EOS 5DS R
EOS 5DS
EOS 5D Mark IV
EOS R
EOS 6D Mark II**
EOS RP**
EOS 7D Mark II
EOS 90D**
EOS 80D**
EOS 77D**
EOS Rebel T7i(EOS Kiss X9i)**
EOS Rebel T6i(EOS Kiss X8i)
EOS Rebel T7(EOS Kiss X90)**
EOS Rebel T6(EOS Kiss X80)
EOS Rebel SL3(EOS Kiss X10)**
EOS Rebel SL2(EOS Kiss X9)**
EOS Rebel T100**
EOS M6 Mark II**
EOS M50**
EOS M200**
PowerShot G5X Mark II**
PowerShot G7X Mark III**
PowerShot SX70 HS**
非公式ではあるものの、他のキヤノン製のカメラでも使えたという口コミはありますね。
EOS Webcam Utility Beta導入/使い方
導入、使い方は驚くほどシンプルで簡単です。
■導入の仕方 1. Canon USAよりソフトをダウンロード 2.インストール ■使い方 1.カメラ側の電源を入れる 露出モードダイヤル設定:”動画”モード 2.ZoomなどWeb会議アプリを立ち上げる |
導入:1.Canon USAよりソフトダウンロード
公式ページからソフトウェアをダウンロードします。
Operation Systemで自身のPCのOSを選択します。

導入:2. インストール
1でダウンロードしたzipを解凍、msiファイルをダブルクリックし、画面に従って進めば、インストール完了です。
使い方:1.カメラ側の電源を入れる
カメラの電源を入れ、露出モードダイヤルを動画モードにする。
そして、カメラとPCをUSBケーブルで接続すればOKです。
使い方:2.ZoomなどWeb会議アプリを立ち上げる
インストールしたソフトの起動は不要です。一度インストールしてしまえば、あとはカメラとEOSが自動で連携し、ウェブカメラとして認識されます。
番外編:ソニーのαは対応!?
今回のキヤノンの対応は、他メーカーに先んじての神対応と称賛され、他メーカーを使っているユーザーからは、早く自分のカメラも対応してほしいという声がネットでも散見されます。
ソニーのαユーザー向けには、αでウェブカメラ化を試みた面白い記事がありましたので、ご参考ください(コチラ)。
まとめ
Canon USAから、「EOS Webcam Utility Beta」というソフトウェアがリリースされ、キヤノンのカメラを簡単に高性能なウェブカメラ化ができるようになりました。
ただ、対象機種はキヤノンの一部モデルに限られます(ただし、公式サポート外の他モデルも対応しているという声多数)。
今後、ベータ版から正式版となったときに、より使いやすく、新たな機能提案なんかがあるとますます面白くなりますね。他社もどんどん追随してほしいですね。