投資成績: 投資信託含み損益(2019年2月9日時点)/eMAXIS先進国株式とeMAXIS Slim先進国株式の違いを整理してみた。MAXIS先進国株式からeMAXIS Slim先進国へ

まずは今週の投資信託の成績公開します。

私が保有する投資信託の2月9日時点での含み損益は以下になっています。

マネックス証券で、先進国の株式に毎月積み立てを行っています。

積立額はeMAXIS 先進国株式インデックス50,000円/月です。

リスクを負った日本株、米国株の個別株投資をしつつ、安定した資産形成を目的として、投資信託も活用して資産を殖やしていこうと考えています。

なお、先月からリートへの積み立てはやめ、eMAXIS 先進国株式インデックス1本に50,000円/月積立投資へ変更しています。

さらに今日触れる以下の記事を読んだことを受け、eMAXIS 先進国株式インデックスからeMAXIS Slim先進国株式インデックスへ来月から積立先を変更します。

どれだけころころ方針を変えているんだ、と思われるかもしれませんが、これから長い投資ライフを送るにあたり、投資先の誤りは致命的になりますので、分かった時点で早急に軌道修正をすることが重要と思います。

eMAXIS 先進国株式インデックスとeMAXIS Slim先進国株式インデックスの違いについて整理してみた

なぜその違いについて調べてみようと思ったか、というと以下の日経記事を読んだからです。

 

年に1度、個人投資家自らが優れた投信を選ぶ「ファンド・オブ・ザ・イヤー2018」の発表会が13日に都内で行われ、数多くの個人投資家が詰めかけた。保有コストである信託報酬を常に業界で最低水準にすることを目指すインデックス型投信「eMAXIS Slim」シリーズ(三菱UFJ国際投信)がランキング上位10投信のうち5本を占めた。長期で積み立て投資する若年層が広がり始めていることを背景に、コストへの関心がさらに強まっている。

(出典: 日経記事1/16付)

 

私の投資先ファンドはeMAXISですので「あ、自分のファンドが上位に選ばれた」と一瞬喜んだのですが、「Slim」という見慣れぬものが記事には書かれています。

「このSlimって何だ?」と謎に思ったのがきっかけです。

まずそれぞれの概要をみてみましょう。

■eMAXIS 先進国株式インデックス

信託報酬 0.648%

純資産額 351億円(2/8時点)

資金流入(1か月) +2.73億円

ファンド設定日 2009/10/28

■eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

信託報酬 0.11772 

純資産額 333億円

資金流入(1か月) +34億円

ファンド設定日 2017/02/27

圧倒的にSlimのほうが信託報酬率が低く、そのことも受けて資金流入も10倍以上の差がついています。

それぞれの組み入れ銘柄とその比率の比較をみてみましょう。

上位6位まではその順序、投資比率はほぼ同じです。

総資産はeMAXIS 先進国株式インデックスが2009年と8年も前から運用していることもありSlimを上回っていますが、その差は急速に縮まってきています。

組み入れ指数はほぼ同じインデックス投資にもかかわらず両者がなぜ両方存在しているか、また、なぜeMAXIS先進国が(eMAXIS Slim 先進国よりも信託報酬率が圧倒的に高いにもかかわらず)解約されずに選ばれ続けているか(横ばいからやや微減になってはいますが)について考えてみました。

その理由は以下に分類されると思います。

1.昨日までの私のようにただ単純にeMAXIS Slim 先進国の信託報酬率が小さく有利であることに気づいていない

2.途中からeMAXIS Slim 先進国という有利なファンドが出てきたものの、移行しようとすると税金で20%を持っていかれるため、株高の状況で売れずに(移行できずに)いる

3.eMAXIS Slim 先進国の取り扱い店がネット証券7社のみであり、ネット環境にない、知識がない高齢者などは、各種銀行、証券会社ではeMAXIS先進国のみが販売されるため、知らずに加入が続いている。

同一指数に連動するインデックスファンドはコストの違いがパフォーマンスの違いになります。そしてコストの違いは継続的に掛かり続けるので長期投資になるほど大きなリターンの差に繋がります。

さらに困ったことに高コストのファンドで積み立ててしまうと後から気付いても乗り換えるのに課税コストが掛かります。

今日気づいたのがまだましと思って、さっそくeMAXIS先進国、そして以前まで積み立てていたリートと合わせて売却しました。

今年の米国中心の株価大暴落時に、eMAXIS Slim先進国を一気に買い増そうと思います。

 

では。