【ソニー】星景写真、Vlogにも最適、大口径超広角単焦点レンズ「SEL20F18G」

ソニーの20F18のレンズの発表があったけど、どういう特長があるのか教えてほしい。

といった方の疑問を解消する記事になります。

以下の左が、今回の新商品のレンズの製品画像です。

既存の広角レンズSEL24F14GMと比べてもさらにコンパクト設計ですね

また、絞りリングなど、マニュアル操作をレンズ側でできるのも(特に動画用途として)ポイント高いです

SEL20F18G
(今回の新レンズ)
SEL24F14GM

SEL20F18Gのポイント

✔ 星景写真もばっちり
 ①画角と明るさ→20㎜という超広角、F1.8という明るさ
 ②収差の抑制→サジタルフレア(点光源の像のにじみ)対策済み

✔ 動画(Vlog)用途にも向いている
 ・小型 サイズ設計
 ・AFが高速、静粛性にもすぐれている(XDリニアモーター)
 ・絞りリング、クリック切り換えスイッチ などマニュアル操作性に優れる

✔ 近接性能

星景写真に向いていると思う理由

①画角と明るさ

星空や天の川を含んだ星と景色を両立させた写真、いわゆる星景写真は、広角でF値の小さい明るいレンズが望ましいです。

今回のレンズは20㎜と超広角であり、かつF1.8と大口径の明るいレンズですので、この条件をクリアしています。

明るいレンズになるとその分値段も張るし、なぜ必要なの?

光量の少ない、真っ暗な撮影シーンでは、いかに決められた時間内に、多くの光をカメラに取り込めるか、がポイントになります。

F値の小さい明るいレンズを使うことで、多くの光をイメージセンサーに取り込むことができ、その結果としてノイズ量が抑えられることになります。

②収差の抑制

星を撮影するときに、レンズに求められる要件は、星(点)を点の像としてしっかり再現できる点像再現能力です。

特に大口径レンズで、絞りを開けて開放気味で撮ろうとすると、サジタルコマフレアと呼ばれる点像が歪んでみえる収差が出やすいので、要注意です。

SEL20F18Gの場合、 高度非球面AA(advanced aspherical)レンズ2枚とED(特殊低分散)ガラス3枚 により効果的に抑制されているとされています。

SEL20F18G 商品ページ

動画(Vlog)撮影に向いていると思う理由

①小型サイズ設計

このサイズ感なら女性が片手で自撮りをするのも負担が少なそうですね。

② AFが高速、静粛性に優れる

XD(extreme dynamic)リニアモーターを2基搭載されています。

リニアモーターは、静止画用途中心の超音波モーターとは違い、動画時に特に気になるAFの追随具合や、静粛性にも優れているのがポイントです。

③絞りリング、クリック切り換えスイッチなどマニュアル操作性

絞りリングがついているので、絞り値をレンズ鏡筒側で変更できます。

これは、直感的に絞り値を変えられるので、特に動画の撮影などで威力を発揮します。

さらに、絞りリングクリック切り替えスイッチがついています。

これにより、絞りリングをまわす際に、クリック音を出す、出さないというのを自在に切り替えできるのも特長です

1. フォーカスリング
2. レンズフード ALC-SH162(※同梱品)
3. フォーカスホールドボタン
4. フォーカスモードスイッチ
5. 絞りリング
6. 絞りリングクリック切り換えスイッチ(レンズ右側面)

近接性能

このレンズは、近接性能も高いです。

スペックは、以下です。

最短撮影距離:AF時0.19m/MF時0.18m
最大撮影倍率:AF時0.20倍/MF時0.22倍

先日のNikonのZマウントの20mm f/1.8 Sでは、最短撮影距離0.2m、最大撮影倍率0.19倍なので、このスペックが優秀なほうであるのがわかるかと思います。

まとめ

SonyからSEL20F18Gが出ましたが、星景や、動画撮影、近接撮影にぴったりなレンズかとおもいます。

後は、製品が発売されたら、実際のうつり具合はぜひ試してみたいとおもいます。

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