キヤノンのミラーレス『EOS R6 Mark II』が人気だが、前モデルの『EOS R6』や、ソニーの『α7IV』との違いが気になっている。何が違うのか主な仕様の違いを知りたい。
という方に向けた記事になります。
EOS R6 Mark IIは今大変話題の商品ですが、この記事で他モデルとの特長を整理してみたいとおもいます。
記事のポイント
キヤノン EOS R6 Mark IIのEOS R6, α7IVとの主な差分は以下。
1.画質:画素数、ISO感度、手振れ補正
2.スピード性能:AF、連写
3.動画性能
4.操作性
5.スタミナ
【買いか?】Canon『EOS R6 Mark II』と『EOS R6』『α7IV』スペック比較
画質
まず有効画素数です。
画素数は、EOS R6 Mark IIはEOS R6の2410万画素から2420万画素とわずかな進化にとどまり、画素数観点では、3300万画素のα7IVが一歩リードです。
続いてISO感度です。
静止画撮影時は、EOS R6 Mark II, EOS R6が最高102400とα7IVの51200に対して優位になっています。
PhotographyBlogがキヤノン「EOS R6 Mark II」のサンプルギャラリーを公開。JPEGのみですが、様々なISO感度で撮影した写真を40点掲載しています。高ISO感度の画質はなかなか良さそうですね。#キヤノン https://t.co/9lZQcttgs9
— とるなら (@FukuiAsobiWeb) November 3, 2022
一方動画を見てみましょう。
動画時は、α7IVが静止画時と同様、51200が上限となっており、最も優位な結果です。EOS R6 Mark II, EOS R6は、静止画モード時から大きく常用上限が25600までと引き下げられています。これは撮影モードごとの画質に関するメーカーのポリシーの違いかと思います。結果性能面でどういう差分が出てくるのか、今後詳細レビューが待たれます。
続いて手振れ補正です。
手ぶれ補正は、EOSのモデルが8.0段分の光学式補正ということで、α7IVの5.5段を圧倒します。
α7RVが8.0段の光学式手振れ補正で発売されたので、最新αとの比較では各社横一線という感じですね。
高感度おばけに最大8段手振れ補正
— しーた (@shiita2106) November 3, 2022
凄い時代になったなぁ
キヤノン、AF・高速連写などが進化したフルサイズミラーレス「EOS R6 Mark II」 https://t.co/toWVgZ8Ypu @kakakucomより
スピード性能
まずAF性能です。AF認識対象での性能比較を見てみます
AFの認識対象の種類は、最近どのメーカーも力を入れてきていますね。
EOS R6 Mark IIは、最新機種ということもあり、この機種の中では最も対象が多く、動物では「馬」や乗り物では「飛行機」「鉄道」なども認識対象に入っています。
続いて連写性能を見てみましょう。まずはメカシャッターでの性能です。
ソニーα7IVの10コマに対して、EOS R6 Mark II、EOS R6いずれも12コマとキヤノン優位ですね。
メカシャッターのみならず、注目は電子シャッター時の速さになります。
EOS R6 Mark IIでは、圧巻の40コマとなりますので、この価格帯で連写にこだわる方には注目ですね。
モモンガの飛び出しです。写真6枚を繋げました。空中で直立不動の姿勢してます^^最新のカメラは凄いですね。瞬間的に動く動物にピントを合わせてくれます。連写で1秒間に40コマ撮れます。カメラの機種はCanon EOS R6 Mark Ⅱです。 pic.twitter.com/KYyGAPsHvE
— 知床ドリーム 2023年カレンダー販売中! (@hayakawa0622) March 26, 2023
モモンガのような野生動物の一瞬を押さえるには、40コマは最適なのかもですね。
1秒間に40コマというと、フレーム枚数的にはもはや動画ですね。
動画性能
4K動画画質です。
EOS R6 Mark IIは、6Kオーバーサンプリングと、EOS R6からは進化していますが、この点では、7Kからオーバーサンプリングしているα7IVの方が優位となっています。
続いて動画撮影時の手振れ補正です。
α7IVは動画時も光学式手振れ補正が効くのに対して、その他モデルは、動画時は電子手振れ補正になる点に注意です。
操作性
まずはファインダー性能です。
3機種とも、ほぼ同程度の性能と言っていいと思います。ファインダー倍率に関しては、ややα7IVが高めで優位な結果となっています。ファインダーで大きく被写体像を見て撮影したい、という点にこだわりある人は要確認です。
続いて液晶モニターです。
液晶モニターについては、EOSシリーズの方が164万ドットとして、α7IVの103万ドットよりも解像度がスペック上高く、優位な結果となっています。
機構としては、3機種ともバリアングル採用と同等となっています。
続いてメモリカードについてみてみます。
α7IVは、CFカードにも対応ということで、SDカードのみに対応であるEOSシリーズよりもやや優位な結果となっています。
CFカードについては、いくつかのタイプのものが販売されていますが、Type Aが対応となっています。値段のするものでもあるため、購入間違いのないように注意が必要です。
続いて取り回しに大いに影響する質量についても見てみましょう。
EOS R6から10g軽量化が進み、EOS R6 Mark IIは670gとなっていますが、α7IVの658gにはまだ及びません。軽さ、という観点では未だα7IVに分があるようです。
スタミナ
最後にスタミナです。撮影可能枚数を見てみましょう。
EOS R6 Mark IIは、580枚とEOS R6の365枚から大幅に撮影可能枚数が進化。α7IVの580枚と同等並みのスペックに進化しています。
まとめ
最後にここまでのスペックを比較しておきます。
以下に、YouTubeの動画をアップしています。よろしければ併せてご参照ください。
少しでも参考になる点があれば嬉しいです。では、また。