SONYのα6400で、おしゃれなスナップを撮ってみたい。
おすすめのレンズを教えてほしい。
という方に向けた記事になります。
スナップとは
日常の中で、目の前の光景や出来事、人物などを一瞬のうちに素早く撮影する撮影技法、またはそうして撮られた写真のこと。
出典:コトバンク
スナップでよい写真を撮るには、普段からアンテナを高くして日常を捉えること、また、普段からカメラを持ち歩いていつでも撮れるようにすること、などが必要になってきます
では、先に結論を書いておきます。
α6400でのスナップにお勧めレンズは、ずばり以下の3本です。
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では、その選定理由含めて、以下で解説します。
なお、「子ども撮り」にお勧めのレンズは以下の記事にまとめています。よろしければご覧ください。
α6400スナップに最適なレンズ3選
スナップにお勧めレンズの条件
スナップに必要な要件として、以下が私の考えです。
■スナップにお勧めのレンズの条件 1. 広角~標準域であること 2. 明るいレンズであること 3. AF性能が優れていること |
簡単に、理由を説明しておきます。
1. 広角~標準域であること
スナップでは、主被写体に加え、写真を見た人に、日常のストーリーを感じてもらう上でも、その”場面”を広く入れたい場面が多いです。
よって、望遠で主被写体のみを切りとるよりも、広角側があったほうが、意図に沿ったスナップを撮ることが多いと思います。
2. 明るいレンズであること
日常の場面は、ともすれば、いろんな被写体が1つの場面に混在し、ごちゃごちゃして何が言いたいかわからなくなりがちです。
そんな時は、「これを見せたい」というもの以外はぼかし、メインの被写体のみを浮き上がらせることができる、被写界深度の浅いぼけを作れる”明るいレンズ”が必要となってきます。
3. AF性能が優れていること
ポートレートや風景などのように、構図や設定を追い込んで、という撮り方とは異なり、ファインダーや液晶画面をノールックでレリーズを切る、一瞬のタイミング重視での撮影場面も出てくるかとおもいます。
そんな場面では、カメラ任せで、しっかり狙いの被写体にピントがあっているか、というのが重要になってきます。
では、上記3つの観点から選んだα6400におすすめのスナップ用途のレンズ3本を、ご紹介します。
①スナップ最適レンズ:SEL1018
本レンズのポイントは以下です。
■SEL1018のおすすめ理由 1. 広角~標準域であること: 超広角領域の15mmから広角27mm 2. 明るいレンズであること: 全画角を開放F値4で使用 3. AF性能が優れていること:リニアモーター |
なんといっても、超広角領域の15㎜での撮影が可能なため、遠近感をいかした、印象的な作品づくりが可能になります。
以下は、SEL1018で撮られたインスタに上がっている3枚になります。
いずれも、普通の街並みではありますが、超広角をいかしたパースのきいた作品に仕上がっています。
何気ないシーンでも、撮影時のアングルや距離を考えることで、迫力のある奥行をいかした作品に仕上げることができるのがこのレンズの特長です。
このレンズは、同クラスの一般的な広角ズームレンズと比べると、かなりコンパクトではあるものの、いわゆるパンケーキレンズという感じではないです。
ただ、α6400に装着して持ってみたときのちょっとずっしりしつつもしっくりする”上質感”や置いてみたときのその佇まいは、かなりいい感じで、私も大変好きなレンズのひとつです。
「あ~いいカメラで俺撮ってるな」とスナップ撮影で体感できるレンズとおもいます。
②スナップ最適レンズ:SEL35F18
こちらは、コスパ重視の方に、もっともおすすめのレンズです。
本レンズのポイントは以下です。
■SEL35F18のおすすめ理由 1. 広角~標準域であること:35㎜判換算で52.5㎜ 2. 明るいレンズであること:F1.8の大口径 3. AF性能が優れていること:リニアモーター |
35㎜判換算で52.5mm。人間の視点の画角とほぼ同じレンズです。
なので、普段街で見かけて「いいな」と思ったそのシーンをその直感どおりに、余計な味付けなく切り取れる、レンズになります。
また、上記に加えて、
・レンズ内手振れ補正機能付き
・コンパクト設計
⇒ レンズ本体でたった154g。文庫本1冊程度の重さ
・お値段手ごろ(3.5万円程度)
という魅力があるのも見逃せません。
単焦点レンズだから、明るいレンズですが、大変コンパクトで、画質も良いです。
単焦点は、ズームできないんでしょ?
不安だなぁ~
そういう場合は、 画質はやや劣化するものの、全画素超解像ズームを使うやり方もありますのでご安心ください。
全画素超解像ズームの設定詳細は、以下記事の”ズーム設定”をご参照ください。
以下は、SEL35F18で撮られたインスタの写真になります。
SEL1018での写真と比べて、遠近感が強調されていることはないですが、目でみたとおりの世界が素直に切り取られている感じが、よくわかるとおもいます。
目で見たとおりといいつつ、さすがF1.8の大口径レンズ。背景をしっかりぼかすことができます。
これにより、メインの被写体をしっかり浮き上がらせて見せられる点に、注目です。
これを見せたい、という撮影者の思いにしっかりこたえるレンズになります。
かなり高性能なレンズでありながら、お値段もお手頃な、お買い得レンズになります。
以下がインスタにあがっている写真の紹介です。
③スナップ最適レンズ: SEL24F14GM
最後に、G Masterから、本レンズをご紹介します。
ポイントは以下です。
■SEL24F14GMのおすすめ理由 1. 広角~標準域であること:35㎜判換算で36㎜ 2. 明るいレンズであること:F1.4の大口径 3. AF性能が優れていること:ダイレクトドライブSSMモーター |
では、以下のインスタの写真を見てみましょう。
36㎜( 35㎜判換算 )の広角であるものの、F1.4だからしっかりぼかすことができます。
広角で、シーン全体を撮りつつ、メインの被写体だけをすっごくぼかす、ということでいわゆる広告風のカットが撮影できちゃいます。
ポートレートでも、いわゆるバストアップで、背景をぼかす一般的な作品も良いですが、メイン被写体の全身(全体)を入れつつ、背景をしっかりぼかすことで、ちょっと印象を変えた作品づくりにも役立ちます。
上級者の方はもちろん、これから本気で写真を始めようという方におすすめします。
このSEL24F14GMは、フルサイズフォーマットのため、今後フルサイズのボディに乗り換えても、長く使えます
まとめ
α6400をお持ちの方で、これからスナップをはじめるという方におすすめは以下の3本です。
■α6400のスナップにおすすめの3本のレンズ
・ SEL1018
・ SEL35F18
・ SEL24F14GM
スナップに求められる要件:画角(広め)、明るいレンズであること、速いAFスピードを軸に選定しました。
ご参考になれば幸いです。