ソニーの人気フルサイズミラーレスα7 IVのブリージング補正機能が気になる。対応レンズを教えて欲しい
という方に向けた記事になります。
α7IV で動画撮影を予定していて、
・フルサイズの描写力を生かしながら
・「ブリージング補正」機能でブリージングを補正
したい、という方に向けて対応するレンズを紹介するのが本記事になります。
記事のポイント
α7IVのブリージング補正機能対応レンズについて要チェック
1.ブリージング補正機能とは‽
2.ブリージング補正対応レンズ
3.ブリージング補正機能使用時の注意点
【気になる】α7IV ブリージング補正 対応レンズ【どのレンズ?】
ブリージング補正は、レンズによって対応が分かれます。
自身の所持レンズが対応しているかどうか、そしてこれから買おうと思っているレンズが対応しているかどうか理解して購入することが重要です。
ブリージング補正機能とは‽
ブリージングとは、フォーカス時に起こるフォーカスレンズ位置の変化に伴う画角変動のことをいいます。α7IVでは、この現象を最小化するブリージング補正機能をαシリーズで初めて搭載しています。
公式ページに分かりやすい動画が載っています。
フォーカス時に画角が変わらない印象的なシネマ風の動画が撮れるようになりますね
ブリージング補正対応レンズ
ブリージング補正機能は、対応するレンズに制限があり、以下のみに対応とあります。
対象レンズはソフトウェアアップデート等で増えていくでしょうから、公式ページを随時確認することをおすすめします。
対応レンズ(2022年1月時点)
- SEL14F18GM
- SEL20F18G
- SEL24F14GM
- SEL35F14GM
- SEL50F12GM
- SEL85F14GM
- SEL100F28GM
- SEL135F18GM
- SEL1224GM
- SEL1224G
- SEL1635GM
- SEL2470GM
- SEL24105G
- SEL28135G
- SEL70200GM
- SEL70200GM2
G MasterレンズとG レンズの一部が対象ということなんですね。
口コミでは他のレンズにも対応して欲しい、との声もあがっています。また、ZEISSレンズは全滅なのですね!
α7IV、ブリージング補正が一番の目玉だと感じるんだけど、G/GMレンズだけじゃなくて他の純正レンズにも対応して欲しい…。 https://t.co/0FJ43UPonH
— 藤本直明/FUJIMOTO Naoaki (@naokiring) December 17, 2021
ブリージング補正機能使用時の注意点
ブリージング補正機能は大変便利な機能ではあるものの、いくつか注意点があるようなので知っておくとよいかもです。
機能をまず「入」にすること
いまいち効きが悪いなぁ、と思ったら実は機能が使えるようになっていなかった、ということがありえます。工場出荷状態のデフォルト設定では、本機能は「切」のため、使う場合は、まず「入」にする必要があります。
以下が設定の詳細です。
レンズ項目の詳細
周辺光量補正:画面周辺が暗くなるのを自動で補正するかどうかを設定する。([オート]/[切])
倍率色収差補正:画面周辺部の色のずれを自動で軽減するかどうかを設定する。([オート]/[切])
歪曲収差補正:画面の歪みを自動で補正するかどうかを設定する。([オート]/[切])
ブリージング補正(動画撮影時のみ):動画撮影中にピント位置によって画角が変化する現象を補正するかどうかを設定する。([入]/[切])
画角がクロップされてしまう
画角がわずかにクロップします。公式ページによると、”ソニー独自の全画素超解像技術を活用し、画角が一定になるように自動で調整”とありますが、要はクロップされるということですね。クロップされる度合いについては、レンズによってまちまちのようですが、公式には公開されていません。
以下の動画でブリージング補正の補正具合について触れられていますのでご参考まで。
以下の動画では、クロップ率について、独自の計算結果の持論を触れられています。
同時に使えない機能がある
手振れ補正のアクティブモードとの併用はできるものの、動画120p、S&Qモードの120pでの撮影時は本機能は使用できません。
まとめ
記事のポイントまとめ
1.ブリージング補正機能とは、α7IVに搭載されたフォーカス時の画角変動を抑制する機能。ただし、対応するレンズはソニーの純正レンズの一部に限定されています。
2.ブリージング補正対応レンズは、G Master 12本、Gレンズ 4本に限られます(2022年1月時点)。
3.ブリージング補正機能の注意点は、デフォルトではオフになっていること、画角がクロップされていること、ハイフレームレートの一部設定で使えない点など。
本記事で参考になる点があれば嬉しいです。ではまた。