DJIからOsmo Pocketの2世代目、 DJI Pocket 2 が発売された。ぶっちゃけ何が進化したの?
また、いまいちな点があれば知りたい
という方に向けた、先日発売になった DJI Pocket 2 についての記事になります。
なお、1世代目のOsmo Pocketについてまとめた記事は以下になります。
Vlog人気の今、大ヒットモデルDJIのOsmo Pocketの2世代目、 DJI Pocket 2 が2020年10月31日発売になりました。
1世代目から進化した点やいまいちな点など、その特長を見ていきましょう。
以下が公式動画です。
日本語で、10分でポイントがわかります。
■この記事のポイント ①センサー面の進化:大型センサー化で高解像、高感度化 ②レンズ面の進化:より明るく広角に ③動画面の進化:ハイフレームレートや音声より改善 ④その他:少し大型化。起動はより高速に。 |
【買い?】DJI Pocket 2【OSMO Pocket比較】
①センサー面の進化
《センサーサイズ》
「OSMO Pocket」・・・1/2.3型
「DJI Pocket 2」 ・・・1/1.7型
《画素数》
「OSMO Pocket」・・・ 1200万画素
「DJI Pocket 2」・・・ 6400万画素
《感度》
「OSMO Pocket」・・・ 「100-3200」
「DJI Pocket 2」 ・・・ 「100-6400」
センサーサイズがいわゆる安いコンデジから高級コンデジ(最近は1型のより大きいものも多くなっていますが・・・)のサイズ1/1.7型にサイズアップし、それにともない、画素数も大幅アップしているにもかかわらず、感度性能も6400までと向上しています。
②レンズ面の進化
《レンズ性能》
「OSMO Pocket」・・・ 35mm判換算で26mm相当 F2.0
「DJI Pocket 2」 ・・・ 35mm判換算で 20mm相当 F1.8
「DJI Pocket 2」は、焦点距離がより広角側になり、レンズのF値が明るくなったことで暗所での撮影能力が向上しました。
「OSMO Pocket」 では、広角側の焦点距離が不満点(ワイドに撮れない)としてあがっていましたが、その改善がなされているということですね。
③動画面の進化
《動画面での進化》
「OSMO Pocket」・ ・・ 「HDR動画」非対応
「DJI Pocket 2」・・・「HDR動画」対応
「OSMO Pocket」・ ・・ スローモーション動画フルHD「120fps」
「DJI Pocket 2」・・・ スローモーション動画フルHD「240fps」
「OSMO Pocket」・ ・・ 内蔵マイク「2つ」
「DJI Pocket 2」 ・・・ 内蔵マイク「4つ」
明暗の差をより表現できるHDRに対応や、スローモーションもよりスローにできたり、マイクも増えて音声が良くなった点が進化点ということですね。
4K撮影は4K UHDでフレームレート最大60fpsになります。この点は、新旧ともに変わりません。
口コミで、以下のようなものも挙がっています。
音声は格段に良くなってます。風切り音の低減、3種類方向を選べるなどこれの為に初代から買い直してもいいくらい。
以下のYouTubeで、風切り音の低減について触れられています。
音声トラックは、カメラの向きに合わせて音声の収録方向を調整、オーディオズームは、カメラがズームインすると同時にその方向に録音領域を狭めるなど、第一世代と比べて音声収録は各段に進化したといえそうです。
④その他
最後に、その他の特筆すべき点について触れておきます。
サイズ
《サイズ》
「OSMO Pocket」・ ・・ 121.9×36.9×28.6mm
「DJI Pocket 2」 ・・・ 124.7×38.1×30mm
《重量》
「OSMO Pocket」・ ・・ 約116g
「DJI Pocket 2」 ・・・ 約117g
サイズと重量は微増ということですね。小型軽量は健在です。
口コミからは、以下のようなものがあります。
初めて握った時は確実に大きくなったと感じました。重さは同じですが本当に細かい点ですが感じました。
まあ、1時間も握ってるとすぐ慣れましたけど。カメラ部分も少し大きくなってるのでサードパーティー製の保護カバーは付けられなかったので買い直さないといけないですね。
また、Pocket 2に対応の 「Do It All ハンドル」 をつけることで、小さすぎて握りにくい、という人へのソリューションも提案されています( Creator コンボ に入っています)。以下が口コミです。
Pocket 2で個人的に良かったのは、Do It All ハンドルで持ちやすくなるところ。 小さいのがこの製品の良さだけど、自分的には小さすぎるので、これで格段に持ちやすくなった。
内蔵Wi-Fi & Bluetoothモジュール、ワイヤレスマイクレシーバー、1/4インチ ねじ穴が搭載されています。
起動時間
クイック起動が搭載されました。
これは、本体起動後すぐに撮影を開始できるようになるというものです。
2世代目になり使い勝手も向上したということですね。
ズーム
64MPモードを使用した最大8倍ズームや、1080pまたは16MPモードの4倍ロスレスズームにも対応しています。
ズーム機能が付いてますが、ズームしても解像度は変わらないのですか?4Kで撮っていてもズームすると解像度が足りずに、HDになるなんてことはないですか?
4K動画の画素数は約8MPですから、クロップ(ロスレスズーム)しても十分画素数がキープできていますので4K解像は維持されます。
ただ、 4K60P設定での撮影の場合は最大2倍までしかズーム出来ない点に注意です。
Creator コンボ
Vlog配信や映像撮影の幅をひろげるセットも用意されています。DJI Pocket 2と全アクセサリーを個別に購入するよりもお得なセットになっています。
Creator コンボのアイテムリストは以下です。「Do It All ハンドル」 も入っています。
DJI Pocket 2 |
DJI Pocket 2 ミニ操作スティック |
DJI Pocket 2 カバー |
DJI Pocket 2 三脚マウント(1/4インチ) |
DJI リストストラップ |
DJI ステッカーセット |
スマートフォンアダプター(Lightning) |
スマートフォンアダプター(USB Type-C) |
DJI USB二股充電ケーブル(Type-A→Type-C) |
DJI ワイヤレスマイク トランスミッター |
DJI ワイヤレスマイク ウィンドスクリーン |
DJI Pocket 2 Do-It-Allハンドル |
DJI Pocket 2 広角レンズ |
DJI Pocket 2 マイクロ三脚 |
欠点
ホワイトバランスの設定での変更で以下のようなネガも挙がっています。ただ、マニュアルで細かく色味を設定できるようになった、とも捉えることができます。
ホワイトバランスで初代は晴天とか曇りなど複数選べてたのがケルビンの数値だけになってるので初心者には不親切。なぜ、ここを変えたのか
まとめ
画質、ズーム対応、音声など、多方面で進化しています。また、関連純正アクセサリーがキットでお得な 「Creator コンボ 」がこれから映像で表現したい人、家族の日常をストーリーにしたいという方にとってのスターターキットとして、大変魅力な商品といえるとおもいます。
ただ、すでに第一世代のOSMO Pocketを所有している人にとっては、一定の進化はあるものの、使い込み方によっては、買い替えまではなかなかいかないようにも思います。
少しでも参考になる点があれば嬉しいです。
では、また。